高次脳機能障害の検査結果 | 前進あるのみ・願兼於業・一期一会・37兆の細胞よ、闘え!

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一歩ずつでも前進する。願兼於業。一期一会。37兆の細胞よ、闘え!私はてんかん発作が酷くて、左脳の海馬と扁桃体を切除術を受けました。東日本大震災の映像を見てから、シェーグレン症候群になりました。線維筋痛症、リウマチ。

令和2年5月27日(水曜)

.高次脳機能障害とは

 認知(高次脳機能)とは、知覚、記憶、学習、思考、判断などの認知過程と行為の感情(情動)を含めた精神(心理)機能を総称する。病気(脳血管障害、脳症、脳炎など)や、事故(脳外傷)によって脳が損傷されたために、認知機能に障害が起きた状態を、高次脳機能障害という。

2.障害の臨床像

 注意力や集中力の低下、古い記憶は保たれているのに新しいことが覚えられない、感情や行動の抑制が利かなくなる、よく知っている場所や道で迷う、言葉が出ない、ものによくぶつかる等の症状が現れ、周囲の状況に見合った適切な行動がとれなくなり、生活に支障をきたすようになる。

 今日、高次脳機能障害の検査結果をいただきました。

【所見】
一般的記憶は79で平均の下に位置する。

同年齢の集団の中では、
「平均の下」の範囲に位置し、
平均よりもやや低いことがいえる。
特に注意/集中力は121と最も高く、
一般的記憶と有意な差がみられた。
一方で言語記憶は75と最も低く、
視覚性記憶と有意な差がみられた。
これらの結果から、
多くの無機質な数字などを
短期的に覚えたり、頭の中で操作し、
即時的に記憶を再生することは
本人にとって容易にこなせるよう。
特に注意集中力は同年代集団よりも
保持することができるようである。
しかしながら論理的記憶といった
一度に多くの複合的な情報の保持、再生、処理は本人の中では
困難であることがうかがえた。
多くの言葉をいくつかつなぎ合わせて
1つのまとまりやストーリーとして
とらえておくことなど
多くの記憶を
とどめておく容量がオーバーし、
記憶を想起することは
困難であることが推測された。
記憶の中でも、新しい記憶を短期的にとどめておくことは可能であるが、
長期になると
保ちにくいことが考えられた。
検査結果からは手術後の
左側頭葉の欠損も
言語性記憶の障害と
関連していることも考えられるが、
あくまでも考察にとどめておく。