台風19号の被災地から不屈の心で前へ | 前進あるのみ・願兼於業・一期一会・37兆の細胞よ、闘え!

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一歩ずつでも前進する。願兼於業。一期一会。37兆の細胞よ、闘え!私はてんかん発作が酷くて、左脳の海馬と扁桃体を切除術を受けました。東日本大震災の映像を見てから、シェーグレン症候群になりました。線維筋痛症、リウマチ。

令和元年10月17日(木曜)
台風19号の被災地から 
不屈の心で前へ

宮城・角田市の友
菊地さん㊥が床上浸水した自宅の前で、夫・敏朗さん㊧と次男・響さんと共に。変毒為薬の実証を誓う(角田市内で)
 台風19号による大雨の影響で阿武隈川の支流が氾濫し、多くの住宅が浸水被害を受けた宮城県角田市。水田が広がる地域では、今も増水した泥水が道路を覆い、立ち入りが困難な区域も存在する。
 「まさか、こんな事態になるなんて思いもしませんでした」と語る菊地まゆみさん(総県婦人部長)。自宅は2階への階段の中腹まで水に漬かり、車4台を含め、1階の家財はほとんど水没した。
 13日未明から2階に避難し、陸上自衛隊によってボートで救助されたのは翌14日。100歳の義母・つなをさん(県婦人部主事)を支えながら避難所生活に耐え、15日、自宅に戻った。
 そこは言葉を失うほどの惨状だったが、男子部を中心とした「かたし隊」や地域の同志の存在が心の支えになった。「普段は気丈な私なんですけど、改めて創価家族のありがたさをしみじみと感じ、毎日、涙、涙です」
 家の片付けに追われた16日も、次々と同志が訪ねてきてくれた。「困ったことがあったら言ってね」「必ず変毒為薬しようね!」
 励ましを前進の力に変え、菊地さん自身も電話などを通して被災した同志や友人に励ましを送り続けている。
 大谷貞雄さん(副本部長兼支部長)は16日、床上浸水した布田成男さん(壮年部員)・公子さん(婦人部員)夫妻宅を訪れ、同志と片付けに汗を流した。大谷さんも自宅が浸水被害に遭っている。
 「支部の同志のことが頭から離れません。今は手伝えることは何でもして、話を聞くことに徹しています」
 自身の車は水没したが、菊地正幸さん(地区部長)と地元地域を中心に状況確認に回る。関西での青年部時代に池田先生と記念撮影した原点を胸に“負けたらあかん”との不屈の心で前を向く。
 「皆さんと異体同心の題目を唱えて、必ず乗り越えていきます」と力強く語った。
   ― 聖教新聞より転載 ―