僕は二十歳に原発性硬化性胆管炎と潰瘍性大腸炎という二つの難病になりました。

 

正直最初は絶望しましたね、自暴自棄になって死ぬんだったら早く死にたいな〜なんて考えたりしてる時期もあります。

数ヶ月もするとだんだん冷静というか諦めがつくというか受け入れるしかないんだなって思うようになってきました。

そこからは自分がやりたいことは命が続く限り全てやってしまおうという謎のポジティブさが開花し始めます。

 

元々体を動かすのが得意だったのでアクティビティ系統は積極的にやり始めてその後に車好きだったので思い立ったら吉日

すぐに中古車屋に向かって契約しました。その車の馬力が物足りなかったので今現在乗っているBRZへ一年足らずで

新車で乗り換えました。

正直に言って最高の買い物をしたと思っています。

 

元々の行動力に加えて残りの寿命っていうものを認識しだすと躊躇することがいかほどチャンスを逃すのかを理解したなんとも言えない感覚でしたね。 死ぬまではどうしても生きて行かないといけないのならばより楽しめる方へ舵を切るきっかけになったのが難病でしたね。 

多分ですが体のどこかを壊してから若いうちにもっと何かをしておけば良かったなぁなんて考えるでしょうね。

 

その点については僕は得をしているのかもしれないです。

 

 

しかし、いちばんネックになるのが恋人はできるのか結婚は、子供はどうだという

自分自身ではどうしようもできないことを考え始めるんですよ。

 

考えた末もうありのままの自分の長所を伸ばしてそこに惚れ込んでくれる人を見つけるしかないとなりました。

難病といえど人それぞれの病状があるのでそれだけで足ぎりされてたまるかとなって論より証拠

仕事を頑張ってスポーツカーを買い経済力はあるっていことを物で見せつけるようなこともしました。

 

ポジティブに明るく過ごすというのも意識しているところです。

今では元気すぎて職場の人に持病のことを忘れられる時がありますが、障害者雇用で入ってるわけでがないので

逆にありがたいですね。

 

正直に言って現、健常者でも付き合うことができない人はいつまで経ってもできないし、逆にポジティブで明るい人だったら

病気があろうが障害があろうか関係なく理想の人と付き合うことは可能だということです。

 

 

今は可愛くて素敵な人と巡り会うことができました。こんな僕にでも好きでいてくれる人がいることがとても幸せです。

この幸せを長く続けていくためにも筋トレなどで健康寿命を伸ばすことを意識しています。

 

これからは健康診断の精度がますます良くなって今まででは発見に至らなかったことでも発覚していくことになり難病患者の

人数が増えていくと思います。

 

その中でも腐らずに自分を受け入れて元々の自分の良さを活かすことを考えれば必ず素敵な人と巡り会うことは可能です。

 

難病だからと卑屈にならずやりたいことをやれるように今できるタイミングで前を向くことが大切です。

 

遅かれ早かれ死ぬ時が寿命という考え方は賛否あるかもしれませんが僕はこの考えで前を見れています。