「水のお見送り」を、この目で確かめてきました――アクアメーション実機試験・金沢レポート
皆さま、こんにちは。ペットのおみおくり天寿 代表の神農 栄人(かんの えいと)です。🕊️
前回の記事で、フューネラルビジネスフェアで出会った「アクアメーション(水のペット葬)」をご紹介しました。
その後、開発元の株式会社MIROKUさんからお声がけをいただき―― 金沢の工場で行われた、実機の運転試験に立ち会わせていただきました。
カタログや展示ではなく、実際に装置が動くところを見る。 ペット火葬の現場に立つ人間として、これほど貴重な機会はありません。
今日は、その一日を「見たまま」記録としてお届けします。 ※前回と同じく、技術への評価や優劣の判断はいたしません。事実の記録として読んでいただけたら嬉しいです。
🌸 六門代表が、ご自身で装置を動かしてくださいました
驚いたのは、案内してくださったのがMIROKUの六門(むかど)代表ご本人だったこと。
暑い工場の中で、工程の一つひとつを、ご自身の手で装置を操作しながら丁寧に説明してくださいました。開発した方の言葉で聞く説明には、資料では伝わらない熱がありました。
🌸 専用ソフトが「その子に合わせた条件」を計算する
まず印象的だったのが、専用のプログラムソフトの存在です。
ペットちゃんの体重や大きさを入力すると―― ・必要な薬液の量 ・処理にかかる時間 が自動で算出されます。
「どの子にも同じ設定」ではなく、一体一体に合わせて条件を組む仕組みになっていました。
🌸 実際の稼働――静かで、煙が出ない
装置が動いている間、工場の中はとても静かでした。 火葬炉のような炎の音はなく、もちろん煙も出ません。「これなら屋内に置ける」という前回の紹介記事の内容を、実際にこの目で確認できました。
匂いについても、率直に書きます。 アルカリ性の薬剤そのものには、少し鼻をつく感じがあります。ただ、処理の途中で蓋を開けた際の匂いは――例えるなら「こんにゃくを茹でたような匂い」。想像していたような衝撃的なものではありませんでした。
🌸 お骨は、残ります
処理が終わると、お骨が残ります。
水の中で処理する方法のため、火葬と違って、その後に洗浄と乾燥の工程があります。お骨をお返しするまでの流れが、火葬とは組み立てが違う――これは現場の人間として、とても勉強になったポイントでした。
また、「小さな子はどうなんですか?」とお聞きしたところ、過去にウズラの施行例があるとのことで、写真を見せていただきました。小さなお骨が、きれいに残っていました。
小鳥やハムスターなどの小さな子のお見送りは、火葬でもとても神経を使う領域です。ここは正直、感心しました。
🌸 環境への配慮も、設計に組み込まれていました
処理後の液体は強いアルカリ性(pH14)ですが、薬品で中和してpH7(中性)に調整する工程まで、実際に見せていただきました。
「水で還す」という言葉の裏側に、排水をきちんと処理するための仕組みが最初から組み込まれている――ここは、実物を見なければ分からなかった部分です。
🌸 見学を終えて
一日を通して感じたのは、MIROKUの皆さんが、この新しいお見送りのかたちに本気で向き合っているということでした。
私は火葬の現場に立つ人間ですから、当日は率直な質問や意見もたくさんぶつけました。それを真正面から受け止めてくださった六門代表と、日本カイザーの皆さまに、心から感謝しています。
アクアメーションが日本のペット葬にどう根づいていくのか。 それはこれから、時間をかけて分かっていくことだと思います。
私自身の率直な感想や、火葬との比較についての考えを聞いてみたい方は、どうぞお気軽にご連絡ください。
🌸 ご案内
アクアメーションについて詳しく知りたい方へ 装置「MOTHER」については、開発元の株式会社MIROKUさんへ直接お問い合わせください。
なお、天寿では現在、火葬でのお見送りのみを承っております。
導入をご検討中の事業者様へ 火葬とアクアメーションの違い(比較表つき)は、公式サイトの記事で解説しています。
→ アクアメーション(水のペット葬)と火葬の違いは?訪問火葬のプロが解説
https://pet-tenju.com/aquamation-vs-cremation/
大切なご家族のお見送りに、後悔のない選択ができますように。🌸
ペットのおみおくり天寿 神奈川県川崎市を拠点に、東京都・神奈川県で訪問火葬・ペット葬儀を承っています。 個別火葬のみ・1日3件まで。心を込めてお手伝いいたします。
