たかこ です。智樹くんと破局してしまい、すっかり独り身になってしまいました。もう年内は男性と交わることはない気がします。小児科の子供のお父さんは正月には帰ると言ってましたが たかこ と会う時間があるかどうかは不明です。こんな時、ふと昔を思い出したりします。

 これまで、整形に行った彼とのことを思い返して「生まれて初めてクリの快感を知った瞬間」、「たかこ が初めて指だけでイった時」、「初めてのオナニーは整形の彼の目の前で」、そして「初めてクリを舐められたとき」などと告白して参りました。今日は初めて中でイッた時のことを思い出しました。

 

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 いつも通り、薄暗い部屋に たかこ の服を丁寧に脱がす彼がいます、。上下の下着だけになったところで口付けをしながら2人はベッドに倒れます。彼の指が たかこ の体を幅広く滑り、それに反応する たかこ 頬が熱くなり、胸の鼓動が高鳴り、デリケートゾーンがビショビショに濡れてきます。もうすっかり彼の愛撫に慣らされ癖が付いた たかこ はその後の性器への愛撫やもしかして指入れ、そして挿入までが予期されています。

 

 整形の彼は片手で たかこ のブラのホックを外し、緩んだブラの下からはみ出した乳房を両手で揉みしだき、左手指で たかこ の右の乳首、唇と舌で左の乳首を転がします。

 

「あああ〜っ!、うふ〜ん」

 

 思わず慶びの声をあげる たかこ の股間に左手を伸ばす彼、パンティーの上から たかこ の割れ目に中指を忍ばせます。薄い布の上からのクリへの接触は直接触られるのとはちょっと違う、なんとも言えない、快楽の炎に勢いが増す瞬間となります。

 

「あ〜っ!!、ああああ、ううう」

 

 動物のような声をあげる たかこ のパンティーに手がかかります。スムーズに脱げるよう腰を浮かす たかこ です。完全に生まれたままの姿になった たかこ の股間に左の足を入れて股間に隙間を作る彼、無防備に緩んだ たかこ の性器に左手指を差し込みます。膣を潤す愛液をクリに塗りながら「たかちゃん、すごい濡れてるよ」、「素敵だよ」って言葉は、たかこ にとって甘美の囁き、身体のみならず心も開放されます。

 

「あああ〜っ!、あああ、うう、ああ〜っ」

 

 完全にセックスモードに入る たかこ、発した声が胸に心地良く響いて快楽を増幅させます。クリを下から上に突き上げる彼の指が愛おしくて、たかこ に快楽を与える彼が たかこ にとって唯一絶対の存在となります。

 

 起き上がって たかこ の股間を広げる彼、陰茎を たかこ の中に入れて来ます。

 

「ああ〜っ」

 

 感じると言うより挿入されることに声をあげる たかこ です。ニュ〜ッとした感覚で たかこ の膣が広げられ、熱い肉の塊が たかこ の中に入って来て、口を半開きで顎をしゃくりあげる たかこ にピストン運動が始まります。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、」

 

 彼の男性自身が たかこ の膣に入るたびに股間を閉めながら顎をしゃくって声をあげる たかこ でしたが、いつものことなので、心の中では『そろそろ彼の方が射精して終わるかも』などと思っています。その少し前に指でイった時とは少し違う感じで、このままでは たかこ はイケないだろうとも予期しています。

 

 そんな最中、不意に彼が たかこ の腰に手を回して身体を起こします。正座した彼に対面して身体を合わせる たかこ のお尻に手を回して上下に身体を上げ下げしてピストン運動を続けます。ちょっとこれまでとは感覚が違います。膣に奥深くまで彼の亀頭が届くその瞬間にクリが彼の恥骨で擦すられて下から上に押し上げられます。膣と連動した快感がクリにも加わり、、、

 

「あああ、ああ〜っ、いい!、いい!、いい!」

 

 大きな声で慶びを訴える たかこ、無意識のうちに足を広げて、彼の首に手を回して、彼の恥骨を自分の股間に押し付けます。彼が たかこ のお尻を持ち上げて緩めて、たかこ の中に深く陰茎が挿入される瞬間に、たかこ はさらに足を広げて彼を受け入れて、もう最高の時間です。

 

*愛し合う最高の瞬間

 

「あああ、あああ、あああ」

 

 たかこ の興奮が最高潮に達する、その時、意図してかどうか?、彼の手がわずかに移動して たかこ の肛門に触れて来ます。上下のピストン運動は続いており、いよいよ たかこ は追い詰められます。

 

「ああ、ああ、ああ、ああ、ああ」

 

 もう彼にしがみつくしかありません。この世に彼しかいません。

 

「あっ!!、い、イク!!!」

 

 言う間もなく、下半身に痙攣が走りそれが全身に広がる、その瞬間、たかこ の頭の中でも電気が走り、髪の毛が逆立つような感覚を覚えます。向かい合った彼に弱々しくしがみつく、その身体は小刻みな痙攣が続き、、、、

 

ピクピクピクピク、ピクピクピクピク、ピクピクピクピク

 

 いつまで続くのだろう?、と不思議に思いながら、ついに中でイった!、その感動を胸に刻んでおりました。

 

 

 

 たかこ です。こちらはだいぶ遠ざかっていましたが、血液グループで奮闘しつつ大学院の実験の準備に余念がない日々を送っておりました。小児科の子供のお父さんは長期の出張に出ていて会うことができず、年下の「どS」のひろしから何度かメールをもらいましたが「また3人で」という言葉に無視を貫いていたらメールが来なくなりました。そんな中、智樹くんと先週お別れの時を迎えたのでした。

 

 

3回目になりますが智樹くんとホテルに入り、ベッドの上の途中からの描写になります。

 

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 智樹くんの指入れで、、、

「あああ、イ、イ、イク、イク」

たかこ の大きなクリが智樹くんの手のひらに転がされ、キュッと締まった膣が智樹くんの指に吸い付いて、たかこ は快感を倍加させるため、自ら両脚を大きく広げて智樹くんの手指を受け入れ、不意に智樹くんが左手で たかこ の右乳房を触ります。

「あ〜っ!」

 たかこ は大声をあげて、仰け反ります。もう、全身が性器、一触即発の状態です。そして、いよいよ、最後のときを迎えます。たかこ の頭の中で電気が広がり、それが真っ白な空間へと変化して、「たかこ は女医」などとふと思った瞬間に、、、

「ううっ!、あっ、あ〜」、ビクン!!!

「ハア、ハア、ハア、ハア、ハア、ハア、ハア」

「ふ〜〜っ」

 荒い息が続いた後に、たかこ はため息をついて、ふと たかこ の秘所に智樹くんの手が差し込まれていることに気づき、その手の上に たかこ の感謝の気持ちに溢れた左手を添えて、右手で智樹くんのペニスに触れました。入れてくれていいのよ!、って意思表示でしたが、びっくりしました。智樹くんのは、小さくて、柔らかくフニャフニャでありました。
 たかこ は、智樹くんに対して手を上下運動させました。さすがに、年下で初心(うぶ)な感じの男の子に、口でしてあげるのは気が引ける たかこ です。たかこ の口って、整形に行った彼に教わってすごく上手なんですけど。智樹くんのペニスが硬くなって来て、「入れてくれていいのよ」って言う たかこ です。
 智樹くんはガバッと たかこ の股間を広げて、一気に入れて来ますが、なかなか入りません。雑だし、目的地がはっきり解らないようでもあります。「ここよ!」って教えるのも恥ずかしいし、されるがまま、目を瞑って、ただ横を向いて仰向けの たかこ です。
 智樹くん、なんだか自分のペニスをこすり始めたみたい。ふと薄眼を開けて見てみると、どうやら智樹くん、また小さくなっちゃったみたい。「僕、ダメかも!」って智樹くん。「えっ!?」聞きかえす たかこ です。「緊張するとダメなんですよ、めいさんって、素敵すぎて、、、」、泣きそうな声の智樹くんです。「めいさんって、なんだか経験豊富そうで、気後れしちゃって、、、」
 たかこ は「そんなぁ!?」って否定的な反応をしたものの、そのままなにも言わずにバスルームに行き、シャワーして服を着ました。

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 ものすごく気まずいまま別れて、それっきりです。結局、たかこ ばかりが淫らを演じてイって、なんだか申し訳ないような、恥ずかしいような、変な体験でありました。男の子って難しいですね。

 たかこ です。しばらく忙しくしていて、でも臨床医として充実した日々でした、一昨日の朝までは、、、。

 

 9月に入って医局のベッド交代(グループの配属)が決まり、10月から たかこ は半年いた腎臓グループから血液グループに移ることとなりました。腎臓は学位のテーマを目論んでいましたが、小児科医として血液は外すことはできない大切なテーマです。9月の中盤は腎臓グループで経験した症例のファイリングに費やし、後半は血液グループの患者の把握、主として血液疾患の診断と化学療法の予習をして参りました。多くの医局員たちが新しいグループに入ってから手取り足取り先輩から教わって身につけていくものを、たかこ の場合は隠れたところで独学で準備しておきます。とりわけ、血液病の中で最も緊急性を要するのは白血病であり、顕微鏡で観た血球の形態から病型分類は基本中の基本です。診断が付いたところで速やかに化学療法の種類を選択するわけですが、自分で診断をつけたかどうかで家族への説得力が違います。もちろん勉強した内容をひけらかすようなことはしません。質問された時に備えて知識を整理しておきます。10月に入ってすぐよりあっという間に、教授からもオーベンたちからも驚きの声があがるほどに たかこ の聡明さは明るみになりましたが、それは隠れた努力の賜物であります。

 

 ところが、一昨日の月曜日の朝、激しく嫌な夢を見て、目覚まし時計が鳴る前の6時台に目が覚めました。現実的ではない変な夢と言うよりも、過去の出来事の再現のような夢でした。そう、過去の悍ましい出来事です。

 

 そこは明るい日差しが入るコテージのような木造のおしゃれな小屋の一室です。たかこ は全裸でフカフカのベッドに半身になって横たわり、そこに一人の男性が近づいて来ます。見たことがある若い男の子、誰だったか?、名前は思い出せません。男の子は左手で たかこ の肩に触れてから背中に指を走らせて、乳房の外側からウエストを伝って腰骨に手を当てて、たかこ を仰向けの状態にしたところで、不意に両手で たかこ の膝に手をあてがい脚を広げようとします。

 

「いや!、だめっ!!」

 

 すぐに危険を察知した たかこ は膝を曲げて両腕で抱え込もうとしますが、男の子の素早い動きに間に合わず、たかこ の脚は大きくM字に広げられます。男性の食い入るような視線の目の前に たかこ の性器が晒されます。

 

「ば〜っ!!」

 

 彼の声がこだまする部屋の中、まばゆいほどの光の中で、誰にも見られたことがないところ、絶対に見せてはいけないところ、たかこ のプライドが無惨にも崩れ、死に至るほどの衝撃が走り、、、

 

「ああ〜っ!!!」

 

 激しく狼狽する声をあげて、そこで目が覚めました。布団からガバっと起きました、ああ、夢か!、恐ろしい、なんで? 布団から身を起こして、薄暗い部屋の中を見渡して、そうこれは夢ではない!、現実の回想なのだ、外科の時の悍ましい出来事、胸の奥に刻まれた「悪夢の刻印」が蘇ったのだ、そう気がつきました。最近、よしこちゃんの手術のことを思い出して文章にしたのが関係あるのでしょう。

 

*イメージ

 

 この二日ばかり、臨床医としての自信も誇りも失い、呆然とした日々を過ごす たかこ でありました。これからもこんな悪夢を思い返すことがあるのだろうか? 世の女性たちは自分だけが抱える忘れられない出来事をどうやって心の奥底に追いやっているのだろうか?、改めて自問自答する たかこ でありました。