以前勤めていたことのある某老舗飲食の2023年決算がXに公表され『大丈夫か?』『変化出来なかった結果』などなどコメントされていた。


 大丈夫か?とコメントされるということはお察しの通り業績がよくないということです。


 まぁここから先に書くことはその老舗飲食に限らず大抵の大手飲食業の現実として興味ある人は見てくださいなウインク


 先ず第一に言えることはTOP以下相当数な人が実力以上のギャラをとっている。

 大抵は業績に関係なく長く会社に勤めて鈍感力に物言わせしがみつき続けた老害たちだ。


 三年も自分の口座にログインしないで非難されてる大谷選手やアスリートたちは評価や成績が報酬に繋がっているのであって実にシビアな世界だ。


 しかし私は飲食やサービス業しか知らないのだがこの業界の人達は在籍年数と役職によって報酬が決定してる場合が大半である。

 会社が赤字決算でも大したペナルティは自らに課せず最前線で日銭を稼ぐスタッフにペナルティを課す。

 現場がタイミーなどの日雇いバイトなどで人員補充して頑張ってるのに本社で机に座ってる社員が100人とかいたりする。

 そしてその人達の仕事のネタ作りの為にたいして参考にならない書類作成などの事務作業を膨大に現場に課す。


 非生産セクションの人間たちの仕事のおかずを生産セクションの人間の貴重な時間を使って作成するというなんとも変な話しだ。


 そうして作られた資料を本社の人がどれほど真剣に目を通しているのだろう?


 一瞬目を通してファイルするだけ、もしくは捨てられている資料作りの為どれだけ最前線のスタッフが時間のやりくりしてるだろうか、


 なんのためにPOSレジがあるのだろうか?と真剣に思う。

 そもそも経験が豊富で数字のセンスがある経営者なら売り上げ、原価、ABCと人件費を見れば充分わかるのでは無いか、問題点なんかは現場がいちばんわかっている。

 俯瞰した立場で冷静に見ている主婦パートのほうが無能な経営陣よりよっぽど優秀だ。


 挙句費用対効果の不明なフェアを実績も対したないコンサルや広告代理店に多額のギャラを払って失敗したりする。


 もっと現場のスタッフを信頼して教育に金をかけ利益をちゃんと分配すればおのずと改善していく筈である。


 飲食店の事務作業なんてちゃんと精査すれば7割は削れると私は思っている。

 5年以上誰も目を通していない過去の資料が膨大に事務所の本棚に整列してるなんて店はたくさんある。

 そういう店は本社もそういう傾向がある。

 改善能力がなく社員の発想力が低い会社、トップ次第だがその側近もダメなパターンが大半だ。

 だが残念なことに査定する立場の人間がその人達だからいつも苦い汁を舐めるのは最前線の現場というのが日本の飲食サービス業の抱えるいちばんの問題である。

 

 AIが役員を査定し株主が適正に判断する時代がくれば日本の飲食も変われるかもしれない。

 サービス業なのに自分に奉仕することしか考えない経営者では永遠に無理。


 夢とやる気を与えれる経営者が今日本に何人いるだろう。