彼、マッカーサーについての雑学をひとつ



厚木基地に降り立ちGHQのトップとして戦後日本の運命を握った彼の執務室のデスクには引き出しがなかった。



彼は相当のハードワーカーで部下達にも激務を強いたらしいが必ずその日の仕事はその日に終わらせるという性格であえて引き出しのないデスクを選んだらしい。


 こちらは執務室の置かれた日比谷の第一生命ビル

進駐軍が皇居近辺で執務を行うという話しをいち早く聞いた第一生命社長は下級兵士達に使わせるとビルが汚く使われる事をアメリカ留学で知っていたのであえて設計図などを上級軍人、進駐軍に他所のビルより先にプレゼンしたらしい。

もともと埋め立て地であり地盤も弱かった場所にしっかりボーリングして地盤強化し天井は焼夷弾の直撃にも耐えれるよう40センチ以上の厚さで作られておりマッカーサーは実物も見ずに設計図だけでその頑丈さを確認し即決したらしい。

しかしそこから更に問題発生、気の短いマッカーサーは1週間程度でビルを明け渡すよう要求。

これに困った第一生命に救いの手を差し伸べたのは京橋の旧第一生命本社ビルを借りていたアサヒビール

自分達はビール工場に戻れば大丈夫だからと電話回線もそのままおいて明け渡してくれたらしい。


以後昭和の第一生命の社員は必ず一杯目はアサヒビールを飲んだそうな。


マッカーサーと上級軍人達はやはりビルを綺麗に使ったらしい。



話しはそれたがデスクの汚い人に仕事が出来る奴はいない!


そんなお話しでした。