幕末、水戸藩天狗党の運命を生き残りの証言を元に書かれた本ですね。
 読み応えありました!
 増税や裏金問題、最低支持率更新など今の政府に対する不満は国民として大なり小なり皆抱えています。
 そもそも現政府は明治維新という名のテロから未だに薩長派閥で回してます。
 同じ尊王攘夷を掲げ優柔不断な幕府相手に戦った水戸藩がその中にいないのは何故でしょう。

 幕府側から見ればテロリスト集団だがそれは薩長派閥も同じ事。
 最新の研究では薩長の陰には西欧の影響というか支援がありほぼ彼らの筋書き通りになった明治維新という名のテロにより誕生した日本政府。
 誕生した瞬間に資金不足の為すぐに手のひらを返し外交し欧米化した日本政府🇯🇵
 
 水戸天狗党は水戸学を重んじ純粋な尊王攘夷派だったので両者が相容れるわけは無さそうだなとは思うがそもそも桜田門外ノ変も薩摩藩と共同で起こす筈だったのに駆けつけたのはたった一名。
 長州征伐や色々なゴタゴタで来れなかったというがはめられた感も否めない。
 
 水戸藩からの将軍慶喜からも見放され戦国時代以降最多の処刑者数によりほぼ壊滅した天狗党。
 有能な人間もたくさんいたが皆処刑されてしまいます。
 それでその後倒幕に成功した新政府には水戸藩の優秀な人材がいないのです。
 その事件のインパクトの割に歴史家やTV番組などにもあまりピックアップされない天狗党事件を再考すると今のメディアの洗脳や薩長中心のテロリスト政府について納得がいく点が相当出て来ます。
 明治維新は日本政府側に対して相当都合よく書き換えた歴史であると言う事を認識するには今一度天狗党、水戸学について深掘りすることをおすすめします。