久しぶりに500ページ越えの小説(実話ベース)を一気に読み上げた。
だいたいこのくらいの長さだと途中中弛みして進まなくなるのだが今回は一度も飽きることなく最後まで面白かった。
さすがの沢木耕太郎先生としか言いようがない
物語は日中戦争少し前から戦後までの8年間、大陸で日本軍の密偵として奥地まで向かう主人公の西遊記さながらの旅の物語だが戦争やスパイの香りはほとんど無く、蒙古人になりきりラマ僧として旅を続けほとんど日本人のいない環境で多民族と触れ合い旅をするという内容だ。
やはり人間誠実さや思いやりがいちばんでそれさえ自信もてれば思わず自分も旅に出ようかというくらいのめり込んだ。
沢木耕太郎先生と言えば↑の深夜特急が有名だが戦時中が舞台というスリリングさも加わり私的には天路の旅人が断然面白かった。
(もちろん深夜特急も面白いのだが)
最近はもっぱら歴史検証物ばかりだったのでたまには小説もいいなと思う。
嫌いなのは自己啓発系
だいたい途中から作者の自慢話にすり替わる自己満足さがイライラするからだ😖
2023年は読書数40冊だったので今年は50冊を目標にしてスマホやブログの時間を削ろう 🤭