いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は傷跡の写真もアップさせていただきますので苦手な方はご注意ください。
傷跡は決して綺麗な見た目ではないですが、私にとっては「生きている証」と思えています。
事故の辛いことを思い出すよりも手術や治療を頑張ったことを思い出します。
頑張ったというのは痛い辛いを耐えるももちろんですが、瑛大を失い、このどうにもならない絶望的な気持ちで入院期間をどう過ごし、治療に向き合っていけばいいのか、自分自身と葛藤しながら過ごしたからこそ、今はそう思えるようになったのだと思います。
瑛大がもっと生きたかったと思う気持ちを考えれば、それ以上に辛いことなんてありません。
瑛大が私に生きる力を与えてくれて、瑛大がどんどん私を強くしていってくれます。
事故の悲惨さを文章で伝えるのには限界があります。
写真をアップするのは悩みました。
不快に思われる方もいるかもしれません。
でもこれが現実に起こったことであり、ありのままを伝えるために始めたブログでもあるのでアップさせていただきます。
脚の傷跡がひどいのは左脚です。
右脚はボートのスクリューで膝下すぐを深く切られてしまったのでほぼ取れかかっていました。
なので病院に運ばれてすぐ切断したため傷跡はほぼないです。
膝の後ろに皮膚移植した傷跡があるくらいです。
左脚は膝下から足首にかけて数カ所切り刻まれたような状態でした。
左太もも裏にも傷があり、スクリューがかすったのか幸い縫う処置だけで済み治りも早かったです。
事故後の脚は写真で見ましたが、今でもはっきり覚えてるくらい衝撃的なものでした。
その切り刻まれた脚の神経などを縫い合わせ、目が覚めた時にはまだ左脚は指先までありました。
7度の手術のほとんどが左脚の手術でした。
あんな大きなボートに轢かれて命があること。
膝下切断で済んだこと。
奇跡だと思います。
なんで生きちゃったんだろう。
ともちろん思ったことはありましたが、今は生きたい。生きてて良かった。感謝。これが今の気持ちです。
瑛大の死が私にとっての生きること、生きていくことの意味を教えてくれました。
一瞬の事故で瑛大と両脚を失い、それでも前を向き生きようと決め、今こうして発信をしています。
辛い悲しい可哀想ではなく「なんとかなる!頑張ろう!」と前を向ける方に受け取っていただけたら嬉しいです。
私のブログで何かしら皆さんの心に響くものがあったらいいなと思っています。
皆さんが傷跡の写真を見てどう感じ受けとられたかはわからないですが、
私は傷を見て「どんな状態?」と驚きはありましたが、ショックというような気持ちはありません。
むしろ担当の看護師さんや先生への信頼が大きかったため「治療とかは任せていれば大丈夫」と安心しかありませんでした。
(見た目はひどいですが入院中で痛みなどは一切ありませんでした。)
だから私は気持ちを強く持ち治療とリハビリに専念することだけを考えようと思えたのだと思います。
定期的に先生の回診があり、傷の状態を見て「いいねー」と小さい声でボソっと言うのがとにかく安心しました。
先生の言葉や表情ひとつでこんなにも安心させられるなんてすごい力だなと思います。
今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。