高橋泥舟の名言に「欲深き人の心と降る雪は、積もるにつれて道を失う」という言葉があります。

 

静かに、しかし確実に積もっていく雪を、人の欲や慢心になぞらえたこの一節は、

謙虚さを忘れたときの危うさを私たちに教えてくれます。

 

 

2026年1月1日

新潟は雪の降り積もる中で新年を迎えました。

 

夜明け前から降り続いた雪は、町の音を吸い込み、世界を白一色に染め上げています。

足元の道は見えにくくなり、

慣れた景色でさえ別の表情を見せていました。

その様子はまさに、気づかぬうちに積もる雪が道を埋めていく情景そのものです。

 

雪は美しく、恵みでもありますが、放置すれば生活に支障をきたします。

人の心も同じで、欲や思い込みが少しずつ積み重なると、大切な道筋を見失ってしまうのかもしれません。

 

新年という節目に、降り積もる雪を眺めながら、自分の心はどうだろうかと立ち止まって考える時間を持ちたいものです。

白い雪に覆われた新潟の元旦は、静かな始まりであると同時に、謙虚に歩む一年への問いかけでもありました。