(Q:記者、A:知事)
Q 新党の結成から一夜あけたが、昨夜から今朝にかけて知事のもとに反響のようなものは届いているか。
A 僕のところにはない。松井幹事長のところには、かなり来ているかもわからないが。僕は対外的な窓口にはなっていないので。
中田市長とは先ほど電話で、中身については創新党に賛同すると表明するけれども、選挙で踏み込んで共に戦っていくかどうかは、大阪府域内で変な誤解が生じると補選に負けてしまうので、国政とは一線を画するというスタンス、そこは慎重に振舞わなければならないのでと伝えた。
Q 中田市長のほうからは?
a それは今後の進展をみて、いろいろと意見交換していこうと。あと、平松市長の考え方は間違っていると中田市長が言われていた。それはどんどん発信していくと言っていただいた。横浜市もあの大きさで、一人の市長では基礎自治体としては仕切れないと。やっぱり政令市の中に込みコミニティーとして公選制の区長を置くというのは自然の流れで、横浜市と名古屋市と大阪市がまとめた大都市制度のあり方の研究結果も、今の大阪市というエリアではダメだよというのはしっかり入っているはずだと、そのあたり平松市長が役人から聞いてないのかなということは言われていた。今の大阪市のエリアでは無理なので、もっと広げて、いきつくところは大阪都制度になるんだろうなと意見交換させてもらった。
Q 平松市長は、具体像がまだわからないと繰り返しおっしゃっていて、具体像がみえてくれば、また議論する余地もあるという含みもあるが、昨日の夜の段階では、平松市長ともう話をしないという言い方をされていたが?
A 政治家としては。行政官としては、連携をとっていかないといけないが。
大阪都制度、ワン大阪というふうにいって、何を考えているか政治家としては、わかるはず。僕がワン大阪を掲げてから、今に至るまで、僕の説明に大きな進展があったかといえば、そうではなく、広域行政と基礎自治をわけて、政令市の中に基礎自治体をつくりましょうということしか言ってきていない中で、メディアがそれが何なのかと報じていただき、東京都制度と比べていただき、ある意味全てでてきてしまっている中で、想像力を働かせればわかるはず。わからなきゃいけないのが政治家と思っている。
この期に及んで具体像がみえないといい続けるのであれば、僕がカウンターパートとする政治家ではないと思っている。
報道しか見ていないが、関西州と大阪都制度の論理的な関係もご存知ないようで、先に関西州をやるべきだと言っているのは、おそらく役人からそう言われているんだろう。平松市長は大阪市をそのまま残すことを前提に考えているよう。関西州に一直線に向かうべき、大阪都制度に回り道すべきでないというのは全く判っていない。関西州をつくるにしても、大阪市の仕事を広域行政と基礎自治の仕事を整理し、広域行政部分は関西州にということをやらなければいけないのに。
大阪都制度は関西州に向かう第一歩だということを理解して欲しい。
Q テンションマックスの日から一夜明けて、今日はいかが?
A ここに入れば行政官としてやらなければいけないので、大阪維新の会の代表という立場を離れて、行政の長としてやっていく。
ただ、部長会議では、そうは言っても政治と行政は表裏の関係なので、これからの日本、大阪を引っ張っていくにあたって公務員とはこうあるべきだということは、言わしてもらおうと思っている。3年目なので、1年目、2年目で言っても聞く耳持たずというところもあったが、ここにきてちょっとえらそうに言わせてもらおうと思っている。
Q 具体的にどういうことを。
A 手続き的なものを粛々と進め、決められた制度をきちんと守る部隊とアジアの中で打ち勝っていくんだという猛獣集団と、これは別ですよということをしっかりと伝えたい。
ある意味公務員はお公家集団。注意とか批判とかに馴れていないし、嫌がる。僕がメディアで批判すると、そういうことを言うと職員の指揮が下がるとか言っていた。精神的にも脆い弱さのある集団。そういう組織ではアジアで打ち勝っていけない。
Q 党代表につかれて、奥様は何かおっしゃっているか。
A 何も言っていない。あきらめてます。
Q 代表につかれて、報道陣の扱いが慎重になって、情報の出方がこれまでと変わってくるのか。府民に党として知らせていく手段は。
A 政治家としては、タウンミーティングをやっていく。
Q 昨日の知事の発言で民主党自体との対決も強まったのではないか。
A 本来は対決する話ではないと思っている。国政と地域の話は別。国政で争うもりはない。民主党がしっかりと大阪のあり方を出してくれるのであれば、乗っかっていくが。福島の補選でも、民主党は何もだしていない。民主党は、国政の議席を得るために、地方議員を増やすとしか感じられない。
しょうがないから、僕が大阪の方向性を示して、だすと言ったら高圧的な態度ででてくる。自民党からも公明党からもあんな態度を受けたことがない。びっくりする。権力をとるとこうまで変わるのか。民主党府連に対し、失望感、絶望感というか権力志向の強さをまざまざと見せつけられた。究極の中央集権体制志向政党。
こういう状況であれば、徹底して府民に問いていきたい。
Q 学力テストの成績はあがりそうか。
A 今回は、採点について、厳格なルールがないので、点数にこだわってはいけないと思っている。今回の意味は、地域の皆さんが、学力に関心を持って、自分達の地域がおおよそ上がっているのか、下がっているのか、トレンド、方向性を探る意味があるということだと思う。
30%の抽出で、また採点も任意でやる中で、点数に一喜一憂するのではなく、今までやってきたことが間違っていたのか、いないのか、方向性を確認するようなテスト。民主党が30%の抽出という中で自主的に大阪が95%の参加ということは、民主党が民意を見誤った典型例。教職員組合の声だけを聞いて判断した大失政の典型。一部の団体とかの声に左右されていたら、政権などもたない。
Q 抽出方式は改めるべきと思っているのか。
A 全国のトレンドを測るのであれば30%抽出でもよいと思うが、各地域の学力の状況を把握するテストは絶対に必要。
Q 中田市長から電話があったのか。
A 僕から。
Q 中田市長が応援してくれと言ってきたわけではないのか。
A 応援とかそういうことではなく、常に意見交換している。ただ、大都市制度のあり方については、政治家としてグループの長となったので、政治家としての平松市長には、政治的に攻撃していかないといけないと思っている。それをやるためには、中田さんと組んで、徹底してやっていく。
Q 知事の民主党に対する怒りは判るのだが、誰からどういう発言があって、どこが問題か明確にしていただかないと、憶測の状態になってしまう。
A よくわかるが、そこは控えさせて欲しい。
Q 大阪市長選はどのように考えているのか。
A 地域政党でとりに行く。同じ考えの人を。平松市長が同じ考えであれば、一緒にやっていくが、同じ考えでなければとりに行く。
Q 知事自身がでることは?
A それは、松井幹事長が戦略をたてると思う。
仮に、民主党が都制度の法律を作らないとなっても、法律上都制度にならなくても、府議会、市議会、知事、市長、全部同じグループで固めれば、自分達の思っていることを4年間で進めることはできる。そういう意味で、議会過半数とともに、首長もとっていくことは重要。ただ、大阪維新の会が考えていることが府民の皆さんがイエスであれば進めていくが、ノーであればやらない。
平松市長が大阪維新の会に入ってくれれば一緒にやっていくが。
Q 市長は細かいところがみえないといっているが、今後、府民に説明していく中で具体的に示していくのか?
A 今、詰めているが、これから2年、3年かかって詰めてく作業。今は、方向性、大阪都制度はやるかやらないのか決めるのが先決。中身を全部見せろというのは、逃げの言い訳。
OKとなれば、中身をどんどん詰めていく。
Q 区割りは統一地方選までに確定するのか。
A 厳密な区割りまでは、できるかどうかわからないが、区長公選にして、だいたい8区ぐらいをつくということが合意できれば、後はじっくり、選挙後の体制でやっていけばよい。