橋下知事 囲み取材 | 吹田市議会議員 藤木えいすけの想い

Q 国政のほうで、民主党の代表選挙の動きがあって、知事としても、首長でもあるし、次の首相、当然関係ある話だと思う。そもそも菅総理になってあまりたたないが、一連の動きをどういう風に見ているか。

a 日本の政治がダメになっているのは、国政選挙が多いことと、代表選、とにかく選挙が多すぎる。僕の場合には4年間選挙がない。4年間の戦略で、知事になったときに、何を掲げてどういう時期にこれをやろうと決めながら今まできている。日本がダメなのは、本当に選挙のことばかりになってしまう、国会議員が。一つに、衆議院と参議院の関係。英国の場合はこういうことがない。上院は選挙なし。もう一つは代表選。英国にならって民主党が政権運営をされるのであれば、代表を選んで総選挙に乗り込んで、その期間はその代表でずっとやっていくという、そういうやっぱり仕組み。日本の仕組みは国政から地方まで何もかもがデタラメ。国会議員の皆さんは代表選は自分のポジションのためにそれこそ全エネルギーをかけてやらなきゃいけないんだろうが、国政にとっては「もっと違うでしょ」というところがあると思う。仕組みを考えるのが政治家。衆議院、参議院のあり方とか言いたいことは山ほどあるが、僕がいくら言っても何も動かないわけで。やれるのは国会議員なので、日本のシステムを再設計してもらわないと。イギリスのキャメロンさん始めとする連立政権はガンガンいっている。財政再建やりながら、新しいビッグソサイエティですか、明確なメッセージのもとに、さらに大改革をどんどんやっていくということが報道を通じて伝わってくる。日本は明けても暮れても選挙、選挙。何とかしてほしい。英国で色んな人に質問した。議員内閣制の問題点で「国会議員が選ぶリーダーということで、国民が支持しないのでは。直接リーダーを選ぶということでいいのでは」と。すると、ブラウンさんのときは例外だったと。通常、英国の場合は総選挙でそのリーダーの審判をすると。その方針でよいのかどうかは総選挙で問うていくので、総選挙を踏まえていないブラウンさんの場合はかなりリーダーシップを発揮するのに問題があったというふうに、各宿舎の方や行政関係者、僕が接触する人皆言っていた。僕は、大統領制とか首相公選制とか言っているが、総選挙できちんとリーダーを選ぶ形にすれば、国民とリーダーの間の乖離がなくなるのかなと。代表選というよりも、リーダーを選ぶときは議院内閣制であるなら総選挙を経るとか、仕組みをちゃんとやってもらわないと、日本がガタガタになる。代表選で決まった民主党さんのリーダーに対して、国民は民意で推していくんでしょうか。政治は全て民意による。民意のエネルギーで、とてつもない行政組織とか利害関係者を蹴散らしていかないといけないわけなので。民意を集めれるようなリーダーに民意を集められるようなシステムを作らなければいけない。

Q 知事がおっしゃるようにシステム上の問題もあると思うが、そのシステムをどう運用するかという意味で言えば、例えば菅総理がこないだ替わったばかりなのだから民主党全体として託すのか、あるいは、代表をもし替えるということであればきちんと総選挙をやるという運用をすべきだと考えているのか。

A 日本というとてつもないデカイ組織を動かそうと思ったら、とてつもない民意が必要で、リーダーがその民意を受けているということがないと、国会議員なんてまず動かない。いろんな業界団体だって蹴散らすことできない。代表選でリーダーになったところで、支持率の問題だったり、国会議員が動かなかったり、異論反論まとまりのない状態になっていく。政治の立場というか、僕は2年半やらせてもらって、直接民意を受けているという自信がなければ、リーダーなんてやる気さらさらない。しかし、国会議員という世界というのは「首相になる」というのが目標になってしまう。僕は、民意を受けているという自信がない限り、怖くてリーダーなんてなれない。国会議員の皆さんは考えないのか。普通の感覚であれば、総選挙やって、全国民から民意を受けたというものがほしいとリーダーは思うはず。国会議員だけをまとめてリーダーになったところで、国民は絶対動いてくれない。国民サイドの方も「また総選挙かよ」と思うかもしれないが、引きずりおろしたのは国民。鳩山さんに対しては絶大な民意を託して、鳩山政権を誕生させて、霞ヶ関の仕組みはどんどん変わっていった。これを引きずりおろしたもの、いわゆる世論調査含めての民意なので、コストがかかって当たり前だと思う。民意を受けたリーダーが出てこない限り、何一つ動かないと思う。総選挙というのは、莫大な費用、手間隙がかかるかもわからないが、そうさせたのは国民なのだから、国民は、権利として義務として、もう一度民意を預けるプロセスを踏まないと。そうしないと、リーダーシップを発揮して、すさまじい抵抗がある公務員組織を動かしていくということができないと思う。小泉元総理のされたことの中身については、賛否あると思うが、僕は賛成だが、なぜ小泉総理がそうできたかというのは、やはり民意。民意があるということになれば、皆最後は決定には従わざるをえなくなる。国民の方も、自分たちのリーダーを選ぶときには、民意を預ける、そのプロセスを踏むということは、コストとして負担しなければいけないと思う。莫大な費用も手続きもかかるかもしれないが、総選挙で民意を託せるリーダーが出てきてくれないと。僕は鳩山政権、鳩山首相のときには、ものすごい民意が支えてるという気を感じた。

Q それに関連して、小沢さんに対して、各紙の世論調査とか支持率が低いというなか、党内においては小沢さんを担ぐ声とか調整とかあり、やや国民の意識とズレがあるのではないかとの指摘もあるが。小沢さんに関して。

A 色々評価はあるが、国会議員のあの集団を本当に右か左に動かせるパワーを持っている方はどなたなんですかと言われたときに、国会議員のなかでは

 「小沢さんだ」という声も強いわけじゃないですか。国会議員はそれを国民に訴えなければならない。僕は、この世界に入って、自民党さん、民主党さんとか政権のなかを見させてもらって経験すれば、国民の人気と政治の世界での実力というのは全く別で、大阪維新の会で僕は直接選挙で選ばれているから代表なんてやっているが、府議会と同じメンバーだったら、とてもじゃないけど、僕くらいの人格というか人間性というか、それではリーダーは無理。維新の会のメンバーがなぜ代表として担いでくれているかといえば、民意が支えてくれているというところでやってるわけで。府議会の中にしても、松井幹事長が今、議員のなかのリーダーで。国民の意識と議員の世界でのリーダーになる、全然別。そこを一致させるのが、直接民主制でリーダーを選べないなか、国会議員が、一生懸命「国民の皆さん、そういうかもわからないけど、今の国会議員、このグループをまとめて率いていくためには、小沢さんが必要なんです」とか、もし、国民の意識と国会議員の意識が乖離しているなら、それは政治活動なのでは。全然違う、国会議員のなかで親分、リーダーになろうと思ったら、色んな会合に出て、面倒見て世話をして、相談にのって、人間関係の構築のうえで、議員という横並びの関係でリーダーになる、大変なこと。会社組織のように、上司部下の関係ではない。そういうことをやっていないから、対等な関係なら、僕はリーダーになれない。国会議員の皆さんが、国民の意識と国会議員のなかでの意識が違うのならば、政治活動で、しっかりと誰をリーダーとするべきなのか、国会議員自ら国民に問うて、総選挙においてしかるべきリーダーが選ばれるような仕組みにしないといけないと思う。首相も絶対、民意を受けたいと普通思うはずだと思う。総選挙をやって自分が支えられていると感じないと怖いと思うのが普通だと思う。

Q その小沢さんだが、代表選出馬を表明された。今朝、記者団の前で。

A まだ報道には出てない?

Q 報道されている。

A それなら、あとは民主党の皆さんが、小沢先生を推されるグループの皆さんは、代表選はさることながら、国民の皆さんに「なぜ小沢先生じゃないといけないのか」ということをもっともっと言わないと、また支持率、世論調査でギャップが出て、ガタガタになっていくと思う。

Q (聞き取れず)…検察審査会の議決を待っていたりという状態で、国民の理解を得られるかというところでは疑問のあるところ。

A それは政治活動次第では。検察審査会の問題にしても何にしても、国民にとにかく政治活動で訴えかけていく。一国のリーダーとかなろうと思うと、当該一選挙区から支持されるだけではなく全国民から支持されないと、国民からブーイングでガタガタになってしまうと思う。僕はやはり、小沢先生はそれだけ国会議員から支えられるということは、国会議員のなかではそれだけの人望とか徳とか、色んな人間関係の積み重ねで、リーダーに推される方だと思うので、それをいかに国民に対して政治活動で訴えかけていくのかということによるのでは。

Q もし小沢さんが代表になったら、総選挙はすべきというのが知事の考え?

A すべきであるというよりも、そうしないと、また国民世論調査で色んな数値が出てきたときに、政権運営が難しくなるのではないか。世論調査の数字だけを気にしてやることはないと思うが、それでもやはり一定の民意というものを受けてやらないと。ただ、小沢さんの場合は、民意以上の政治パワーがありそうなので、よくわからない。霞ヶ関が、民意なんか関係なく、小沢さんの政治的な力で動いていったという部分もあるのかもわからない。でも、民意というのはとてつもなく大きくて、民主党鳩山首相が辞任されたというのも、小沢幹事長、鳩山首相のタッグを交代させたのも結局は民意なので。総選挙というもので、しっかり民意を受けた形でスタートを切らないと、リーダーになった人はリーダーでいいのかもわからないが、日本全体にとってはプラスにならない。動かないと思う。そうするとまた参議院もまたと、衆議院と参議院の関係も考えなければならないですね。

Q 菅さんが勝った場合も総選挙をすべき?

A どうなんですか。繰り返し言うが、首相公選制でも大統領制でも、国民の民意を受けたリーダーが出ないことには、日本のためにならないということを考えれば、菅首相はまだ国民の審判を受けてないわけで。僕が、やるべきとか言うより、リーダーとして怖くないのかなと思う。直接民主制で選ばれた僕と議員内閣制の国会議員の皆さんとの感覚の違いなのかもわからないが、総選挙すべきとか必要というのは出すぎた話なので、まとめると、国民の審判を受けずリーダーになるのは僕自身は怖い。

Q 一政治家としては、総選挙すべきだという考えになるのでは?

A 僕は怖いというだけ。必要だとかすべきだとかは僕が言うことではないかと。

Q 政治信条としては近いものがある?

A 政治信条というよりは、有権者の審判を受けずにリーダーになることはほんと怖い。知事という立場ではなれないわけで。そうなると、議員内閣制よりも、議会内閣制、ちょっと整理がついていない。いずれにせよ、直接選挙で選ばれなくても、総選挙でも何でも、国民の審判を受けるというのが、リーダーの必要最低限の条件になってくるのでは。怖い。リーダーにとっても怖いし、国民にとっても不幸だと思う。

Q 阿久根市議会が開かれている。(聞き取れず)…竹原市長について今一度評価を。

A 対立していいんじゃないでしょうか。そういうことが表になって。傍聴席は満杯?

Q わからない。

A 気になって、気になって、時間があれば僕も傍聴したいくらい。インターネット中継とかしてる?

Q わからない。

A これだけ関心もってもらうというのが議会や行政にとって必要なこと。最高の演出。議会と首長が対決したときに最後の手段は、今制度がない。有権者が何かしら判断くだせるような、それが今リコールの請求になっていると思うが。竹原市長が総合演出をかけているから、すごい演出家。最後のリコールで決着をつけるという。国政ではなかなかそうはいかないのかもわからないが、住民に身近な地方行政、地方議会においては、最後は直接民主制の領域で決着をつけるというのは、僕は非常にいいスジだと思う。どんどん対立して、議論してもらって、専決処分についての法的効力の問題も、いろんな見解があるが、結局は議会のなかで見てもらって、有権者がどう判断するかということなので、最後は有権者の責任が問われるような形になるのでは。僕は最高の地方議会だと思う。論戦してまとまるのであればまとまってほしいし、まとまらなければ有権者が決着つけるという、新たな地方自治の道を切り開くような先端を走られていると思う。こういうことをやろうと思ったら、色んな批判もあるし、プレッシャーもあるし、しんどいこと山ほどあるかもしれないが、中身は別として、中身は詳細のことはわからないが、竹原市長には、有権者の皆さんの関心を引き起こして、再度有権者に問うという形の流れを作っていただいたことは素晴らしいことだし、これから地方政府基本法の中でも様々な問題提起をしてもらったと思う。

 

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