橋下知事 囲み取材 | 吹田市議会議員 藤木えいすけの想い

Q 今日から府立高校の前試験が始まりますけれども、改めて文理学科についてどう思うか。

A もう国内の大学進学だけを考えるような時代ではないと思いますので、海外の大学進学も含めて、とにかく世界的に、世界で通用するようなリーダーになるような人材を育てるという仕組みから文理学科を造りましたので。もちろん国内進学率というものもこだわりますけれども、とにかく社会でリーダーになるような人材を、この進学指導特色校、グローバルハイスクールできっちり育ててもらいたいなと思っています。

q 3倍という倍率なんですけど。

A すごいですね。豊中とか、3.7とか8とかに上がってるんじゃないですか。やっぱり、これは保護者のニーズなんですよね。こういうのをきっちり捉えるのが行政なのに、今までは供給者側の理屈で競争を過度に煽るとか、全体の底上げにつながらないとか、色んな現場の声は全部供給者側の理屈で。僕は政治家ですから、大阪府民の私学3年生を抱えている府民が何を求めているのかを的確に捉えるのが僕の仕事ですから、今回の倍率なんかを見ても、行政というのは政治に対する一定の礼節というものをしっかりと持ってもらいたいと思いますね。行政が考えているところは、制度設計とか立派ですけれども、保護者ニーズを捉えるというのは行政ではできないですね。

q そうしますと、今回はニーズを的確に捉えたと?

A 僕はそう思います。公立の高校にリーダー養成校を府民は求めていたはずなんですよね。それを公立の役割ではないとか、そういうことは私立がやればいいんだとか、現場は四の五の色んなことを言いますけれども、僕は現場というよりも保護者のニーズに応えるのが行政だと思ってますので、この進学指導特色校は、グローバルリーダーズハイスクールの方は、やる気万端ですから、いかんなく力を発揮してほしいですね。今までの教育行政の慣行なんていうのは無視して、ガンガンやってもらいたいですね。当然、私学も専願率上がってますし、公私の切磋琢磨も激しくなりますから、私学も、今度の英語の、toeflの授業が予算可決すれば、軒並み手を挙げてくるらしいです。自信のあるところは。そうすると、グローバルリーダーズハイスクールと、今の私学の英語の取り組みの状況、府民にしっかりと伝わってませんので、これドーンと打ち出せば、府民としては、グローバルリーダーズハイスクール、進学指導特色校の10校、公立の方に行くのか、もう英語を話せるくらいにしてくれる高校に行くのか、しかも学費の面では一切心配無用ですから、どちらでも選べる状況になりますんでね、これからすごい切磋琢磨が生じると思いますよ。切磋琢磨してもらうためには、もう惜しみなく予算をつぎ込んでいきたいなと思いますね。これは、英語とか学力のところだけではなくて、就職率とか、ちょっと中学時代学力面では振るわなかった生徒が、高校でドーンと上がったりとか、そういう部分も後押しして、とにかく学校サイドは理屈をつけるんじゃなくて、保護者ニーズ、生徒のニーズを的確に捉えて頑張ってもらう。そういう努力する環境を僕は造っていきたいと思います。

q 環境を造るということで、4月からスタートするわけですけれど、継続性というのか、今後は。

A 3年で入れ替えの検討会が始まるんじゃないでしょうかね。10校、固定枠ではありませんからね。頑張ってもらわないと。また、私学も生徒を獲得するためにニーズに応えないと、生徒が集まらなくて、生徒が集まらないからと言って、公金を入れるつもりはありませんのでね。後は学校次第です。環境は整えましたのでね。

Q 最後にすみません。文理学科について、どのようなことを期待しますか。

a もうこれからの時代、何もしなくて飯が食えるという時代は終わりました。高度成長期は終わってるのでね。これからは自分をいかに鍛えるかという所を、一生問われ続ける時代になりましたから、とにかくこの文理学科に入った生徒さんは、自分を鍛えて、ただ一定の期間は日本のために頑張るというのはいいんですけど、もちろんまず自分のために頑張るという動機がないと、やってられませんから。自分のために頑張る、自分の就職のために頑張る、自分の研究のために頑張る、そういうところは思ってもらっても、どこか最後のところで公に還元すると言いますか、社会に還元するというところは、念頭に置いておいてもらいたいですね。社会に還元してもらうために、敢えて予算をつぎ込んで、こういう学校を造りましたのでね。自分のことも大切ですけれど、社会に還元というところもしっかり考えてもらいたいと思っています。

Q すみません。少し視野の狭いところになってしまうかもしれないんですが、大阪府の公立高校というのは元々優秀であるというふうにずっと言われてきて、その復権といいますか、それをさらに評価する大阪ならではの伝統というものが、この導入によってどうなると思われますか。

a 大阪府の高校が、他の公立高校、県立高校よりも頑張っているというのは、一部の学校で頑張ってきたわけで、全体として頑張っているというわけではないと思いますよ。それは他の公立高校も頑張っているわけですしね。大阪の公立が頑張っているというのは、大学進学率の所を捉えて、そういうことを言われてきたと思うんですが、これはやはり、学区を設けた上での総合選抜制というものを取らずに、しっかり学校を選択できるという姿を維持し続けたことが、競争というものを、僕にとっては不十分だったですけれど、他の公立高校に比べれば、やっぱりまだ競争という視点がありましたからね。それで、大阪の高校というのは力を維持できたんだと思いますよ。都立にしたって、兵庫県立にしたって、みんな総合選抜制度、いわゆる生徒が自分で学校を選択するんじゃなくて、一定の成績を取れば、後は自動的に配分されるようなことをやっておれば、競争は生まれませんのでね。競争環境にない公立高校というのは、全部衰退していったわけですからね。発展主義にとって競争というのは必要不可欠なものであって、なくしてしまったら、発展も進歩もないわけですから、大阪の学校が頑張ってたというよりも、競争環境をかろうじて維持してたというところが、一番重要なところで、今回、それをさらに加速するんで、大阪の公立はもっともっと、魅力が高まると思いますけれどもね。企業でもなんでも、事業というのは競争がないと衰退しますよ。

q 今日、日本維新の会の旗揚げということで、改めてご自身の中での意義、意味というのをお答えいただければ。

A まだ中身をしっかりと理解していませんので、今日、設立の趣意とか、設立の趣旨とかが発表されるので、それを見てから考えたいなと思うんですけれど。日本維新の会というのは、既存の政党を超えてと言われていますけど、民主党さんの組織なのか、それとも違う政党の枠を超えてというのか、今度の統一地方選挙に向けた、ある意味選挙戦略なのか、そういうところが、設立趣旨からしっかり自分なりに読み取って、判断していきたいと思っています。原口議員も、統治機構を変えるという理念を持たれてることは十分承知していますんで、個人的に原口議員のパーティーに出席したりすることはしますけど、政治団体ということになってしまうと、それが民主党さんの組織なのかどうなのかというところをしっかり見ないと、統一地方選挙では民主党さんと激烈に戦いますんでね。そのあたりわからなくなってしまうんでね。ですから、僕は政党とは一線画するということで統一地方選に臨むわけですから、日本維新の会が民主党さんの中の一組織なのか、そうではないのか、そのあたりは僕らにとって非常に重要なところ。

q 教育施策のことで一つお答えいただきたいんですけど、知事としては競争を上げていくということですけれど、例えば公立高校の場合では、原則公開されている教職員の懲罰記録であるとか不利益処分とかを知りやすいんですが、私立の場合ですと、そうはいかない場合があるんですが、是正は考えているのでしょうか。

A それは競争条件の話ではなくて、条件は金銭的なところで整えていきましたので、学校選択の一つの要素にすればいいわけですよね。保護者サイドが教職員の処分に対して開示しているか開示していないかによって、学校選択の一つの要素にするかどうかなので。競争条件を整えるというのは、なんでもかんでも同じにするというわけではなくて、保護者が選択するにあたっての障害になる部分は除けましょうということなので、後は学校がどういう情報公開するのか、どういう形で教育サービスを供給するのかは、保護者に選ばれる要素になってきますから、保護者として先生のそういう処分を知りたいという保護者は、非開示の学校は選ばないということになるでしょうしね。そういう所は、私学の自主性というものを踏まえて、ちょっとバランスといいますか、微妙なバランスをとっていかないといけないと思いますけどね。

q 行政機関側から何らかのアクションを起こすことを考えておられないのでしょうか。

A 公務員ではないですから、処分内容について、公表するかどうかというのは、基本的には自主性というのが基本ではないでしょうか。ただ、財務の面は公金が入っているので、財務諸表の開示というのは求めました。職員の処分というのは、公務員は完全に税金で僕らは飯を食っているわけですから公にしないと。じゃあ私学の場合は、一般の会社でそこまで求めているかと言えばそうはなってないですから。その辺は公私の競争条件とはちょっと違う視点で考えないといけないんじゃないでしょうかね。それは、保護者サイドがそういう非開示の学校を選ぶようにならないで、保護者サイドからそういう要望をぶつけていって、後は学校が動けばいいと思っています。

q 最初のニュアンスと違っているのではないのかと思うんですが、2月15日の原口さんと電話された時は、統治機構(聞き取れず)、最近のご発言では、大阪(聞き取れず)を打ち出していきたいと、そこは何か違うんでしょうか。

A 統治機構が変わるというのは時期の話。統一地方選挙の前に、有権者の皆さんにわかりにくくすることは、この段階ではないわけですから、今後、この日本維新の会の取り組み内容をしっかりと見て、民主党さんとどういう関係になるのかとか。民主党の議員さんがこぞって日本維新の会に入ってきて、統一地方選挙、日本維新の会で戦うということになれば、今度、大阪の民主党の議員さんが日本維新の会に入ったらどうなるのかとか、そういうところもありますから、統一地方選挙までは統治機構を変えたいという思いと政治状況を見るというのは別の話ですから、しっかりそこは冷静にならないと民主党さんの組織なのかどうなのかというのは非常に重要ですよね。選挙前はね。統治機構を変えるというのはぜひ一緒にやりたいと思ってますから、そこはしっかり見極めて、国政の活動とは全く違って統治機構を変えるという運動になるんだったら、それは選挙後にもしっかり見極めて一緒にできるところはやっていきたいと思いますけどね。今まだ、民主党さんの組織になるのか、民主党さんの推薦を嫌がってるところを日本維新の会が吸収するような形になるのかは全くわからなくなってしまうんでね。

q 原口さんと改めて連絡とかは。

A いやそれはしてないです。まだ。これは23日、今日、勉強会があるということなので、それをしっかり見たいと思っています。

 

人気ブログランキングへ