学童保育問答その7 | 吹田市議会議員 藤木えいすけの想い

この問答を始めてから、保護者の皆さんからの反響がすごいです。これほど多くの

方々が、吹田の学童保育の現状を憂い、何とか今の状況を変えてほしいという強い

思いを持っているとは、失礼ながら知りませんでした。過去の市議会の記録を見ても

学童保育に触れたものはわずかです。市民の負託を受けた私としては学童保育を真

に市民のものにすべく、努力したいと思います。

今回からは、今の吹田の学童保育の発展を阻害している大きな原因について考え

ます。実は保護者の皆さんからの質問、批判、疑問、そして悲痛な叫びが最も多い

のが吹田の学童保育を政治の道具にしている「学保連」についてです。吹田の学

童保育が抱える問題を考える時、学保連は避けて通れません。

Q7:  学保連は一体何の団体でしょうか?毎月、新聞やビラをたくさん配り、学童の

各父母にたくさんの役割を求め、会費もたくさん徴収するこの団体は市の学童保育と

どういう関係にあるのでしょうか?選挙を応援したり署名を求めたままその後の結果

は謎のまま。全父母から会費を徴収するのに誰が役員なのか、どんな予算を組みど

ういう決算になっているのか、どんな活動をしているのか見えてきませんし、会費を払

う保護者各自は一切詳細が知らされません。ただ、役割分担を当然のように割り当て

られ、やりたくもないことをやらされます。市の指導員もこれを止めるどころか積極的

に関わるよう勧めています。子どもが指導員から報復を受けるかもしれないので、い

やいやながら会費を払い、会合に出席しています。何とかなりませんか?

藤木:  学保連は正式には「吹田学童保育連絡協議会」といい、共産党系の政治運

動団体です。毎回、市長選、知事選には団体として推薦候補を決め、保護者に応援

を求めます。保護者会で後援会入会申込書を渡されたり、会のメンバーが駅前や市

役所で候補者名を連呼したり、ビラを配ったり演説しています。毎年、「いきいき署名」

と言う共産党系の支持団体が連名で書かれてある署名用紙を各父母に配布し、一定

数(一家庭50筆以上とか)の署名集めを求めてきます。署名の内容は共産党系団体

に共通する文言で溢れ、共産党の方針に反することは、たとえ多数の市民にとって、

良いことでも巧妙に除かれています。これらの活動は政治団体そのものですね。決し

て父母どうしの交流や親睦を活動目的の中心にはなっていません。決して「吹田市学

童保育保護者会」ではないことに注意してください。学保連のメンバーには、共産党

系の吹田市職員労働組合(指導員労組)も含まれます。そう、指導員はほとんど全員

が共産党系の政治運動団体に入っている(入らされている)のです。これって普通じゃ

ないですよね?

政治にちょっと詳しい人なら学保連が政治運動団体であることは一目瞭然です。学保

連の目標は革新市政の実現です。共産党系の吹田市長を誕生させることです。です

から市長の推薦候補を決めたり、署名を求めたりします。もちろん、政治運動が悪い

とは思いませんし、否定しません。ただ、それを市民共有の財産である公立小学校の

施設内で行っていることが非常に問題です。また、学童保育の保護者全てに事実上

参加を当然視して、署名委員や何とか集会委員といった様々な役割を割り当ててい

ることも大変大きな問題です。また市はそれを知りながら事態を放置していることも問

題です。これは公的な学童保育の私物化です。私は学童保育の現場を学保連自らの

政治目的のために利用することは間違っていると考え、徹底してこの問題に取り組み

ます。次回は個別の問題に具体的に触れていきたいと思います。<続く>

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