From: 橋下徹
Sent: Sunday, May 08, 2011 7:33 PM
Subject: 君が代不起立問題
この問題は考えれば考えるほど、今の教育行政の病理の象徴で、ここを正せるかどうかが、今の教育行政のポイントだと感じます。急所を捉えるのは僕の役割であり、政治感覚です。
そんな大したことないと感じる人も大勢いるでしょうし、なぜポイントなのか分からない人もたくさんいるでしょう。これまでの制度を絶対的な是とするのは行政感覚です。
しかし、僕の政治感覚では、教育行政のあらゆる欠陥が凝縮した結果として、不起立問題が生じているのだと感じます。
教育行政は、組織として成り立っているのかという、僕の組織マネジメント論の琴線に触れる問題です。
君が代は起立して歌うということを、教育行政の最高意思決定機関である教育委員会が決定しました。
それを現場が執行しない。
もうこれは組織ではありません。
校長が学校をマネジメントできていない。
これは、マネジメントできない校長を配しているのか。これは校長人事の問題です。
それとも、校長が組織マネジメントできない制度となっているのか。いつも僕が言っている、校長の権限です。
同時に、職務命令に従わない教員の人事です。
僕はこれまで教育問題に関し繰り返し言ってきたことは、上記3点で、君が代不起立問題でもものの見事にこの3点が問題になっています。
年功序列等で校長人事をやる時代ではなくなりました。
学校をマネジメントできる校長を配置しなければ、教員を従わせることができません。
不起立問題が生じた校長は、当然、交代させるのが組織マネジメントです。
民間組織では、管理能力不足と言うことで即交代です。
それぐらいマネジメントできる校長でなければ、単なるお飾り校長です。
校長サイドからは、そんなことを言われても・・・・という反論があるかもしれません。
その場合は、校長に権限が与えられているかの問題です。
端的に人事権です。
教育委員会が人事権を握り、校長に人事権がなければ、教員は校長の言うこと等聞きません。
校長もマネジメントしようがない。
そして、教育委員会が人事権を握り続けるのであれば、そのような不起立教員を、的確な人事権の行使でマネジメントしているかです。
上記3つの問題が病巣。
マネジメントできない校長が校長となり、校長に最後は教員に言うことを聞かす権限がない。
校長に人事権を与えず、教育委員会が人事権を握っておきながら、不起立教員に対して厳格な人事権の行使をしていない。
不起立教員が出た学校の校長は交代。
その代り、校長に人事権を持たせ、責任を負わせる。
これが当たり前の組織マネジメントです。
それを複雑怪奇な人事権の仕組みを作り、誰もが責任を負わず、権限も持たないような仕組みになっているのが今の教育行政です。
責任の所在がはっきりとしない、行政の悪弊の典型です。
不起立教員がこのように発生したことに対して、誰がどのような責任を負うのでしょうか?
結局、ちゃんとやりますという教育委員会の答弁で終わってしまい、許されるのが今の教育行政です。
責任をハッキリとさせましょう。
誰の責任で、どのような責任を取らなければならないのか。
そうすれば、今の制度をどのように改めなければならないのかが見えてきます。
橋下