橋下知事囲み取材 | 吹田市議会議員 藤木えいすけの想い

USJへの小中学生招待

Q:USJに子どもたちを招待しようとのことだが、どういう構想なのか。

A:財政再建で切り詰めて切り詰めてやってきた結果、そういうことも考えられるような状況になってきた。庁内に入ると芸術鑑賞とかスポーツ鑑賞とかいろいろ議論があったが、子どもの立場に立てば、大人が無理やり芸術とかそういうものを鑑賞させるよりも、多くの子どもはUSJに行きたいのではないかと、単純にそんな発想。あとは、大阪は正直貧困というか非常に経済的に厳しい世帯が多いから、地元にUSJがあっても、親御さんが子どもを連れて行きたいのに連れて行けないとか、共働きとか、そういう関係でなかなか連れて行けない世帯も多いのではないかという思い。大阪のいろんなデータを分析しているなかで、子どもを持っている家庭の経済状況が思わしくないとのデータも出てきましたので、それだったら、せっかく地元にあるので、交通費もそんなにかかるものではないし、楽しんでもらおうというそれだけのこと。それだけのことを考えられる状況に今なったというところ。

Q:そういう状況になったということは、できるだけ早くこれを実現しようと。

A:ただ、当初予算にはもう組み込めないので、しっかりとリサーチをかけて本当に子どもたちにそういう意向があるのか、親御さんたちにそういう意向があるのか、USJに連れて行ってくれるよりは、映画だとか、芸術鑑賞のほうがいいといった声の方が大きいのか、そのあたりはしっかり探って検討したい。僕の感覚では何よりもUSJに行きたいという声のほうが大きいのではないかと思っている。これは行政的な感覚では考えられないので、僕が上からドーンと指示を出して検討するようにメールをだした。あとUSJさんのほうも繁閑期があるわけだから、お客さんが集まりにくい状況のときにボーンと貸切をやってくれたらありがたいなと思ってくれると思うが。学校ごとに行かせてしまうと、先生の意見を聞くと大変だと。大人がいっぱいいるなかで、子どもを連れて行くのは大変だという話を聞きましたので。もしやるにしても貸切で、もうその日は小学生のみとか、そういう形でやりたいなと思っている。

Q:どちらかというと貧しくて行きたくても行けない子どもたちを連れて行きたいといことか。

A:基本はそうだが全員。区分けができないので。子どもたち全員。全学年一気には無理だったら、小学校、中学校在学中に一回ずつとか。ひと学年、7万人と聞いたので、そうなると14万人になるから、全学年対象で予算が28億円。割れば4、5億円。あとは貸切料金しだい。一人当たりのチケットとなるとああいう金額になってしまうが、貸し切りになるともっと違ってくると思う。そういうことをやりたい。

Q:それに関連して、効果はどうなるのか。

A:子どもが喜ぶだけ。経済効果とかそういうのはない。

Q:公費を使う意味合いがよくわからないのだが。

A:それは家族への支援、子育て家庭への支援ということ。子育て世帯は自分達で連れて行けないところを公が支援すると。だから、単純なセーフティネットとかそういうことではなくて、いろんな子育て支援策の一環。

Q:USJのことだが、「子どもが笑う大阪」であれば、今の子どもは笑うかもしれないが、10年後、20年後の将来の子どもは、この施策で28億円要したところで、喜ぶかどうか。

A:28億円投じるつもりもないし、子どもが笑うというのも、将来の子どものことを考えると、今の子どもはどうなるのとなるし、今の子どものことを考えると、将来の子どもはどうなるのかという批判が出るし、何かやれば批判が出るもの。要はバランス。将来世代に対して、一生懸命借金が残らないように、現在の府民の皆さんに我慢を強いて財政再建に取り組んできたことの裏返しで、将来世代への借金を強烈に圧縮にかかっているのだから、そしたら、今の子どもたちが単純に喜ぶことも提供することもある。子育て支援にはいろんなことをやっている。それを行政側の視点ではなくて、学校を使って、一日でも親の替わりにUSJに連れて行ってあげるのも、子育て支援のひとつ。理屈なんかいくらでもつけることはできる。だから、子どもたちを預けやすくするために、一時預かりの施設を作っていくやり方もあるし、それから、子育て中のお母さんを支援するために、例えば、ヘルパーを雇う際に補助を出すやり方もあるだろうし。いろんなやり方があるなかで、子育て世帯のお父さん、お母さんが連れて行けない分を公が一日ぐらい子どもを喜ばせる為に連れて行ってあげますよというのは政策的にも成り立つと思う。経済的な支援とかそういうことではない。

Q:28億円は出すつもりはないと。

A:それは無理。

Q:それならいくらぐらいだったら。

A:いやいや。これは貸切料とか、そういうことを見ながら、全体の額をみて、府の予算額と比較をしながら判断するほかない。USJの費用となると、そんなことにお金を使うのかとなるが、そのほかにこんなことにお金を使うのかといった事業も山ほどある。そういうものをどんどん削ってきたので、単純に子どもが喜ぶということでいいのではないか。

Q:その辺をリサーチして、例えば効果があるとすれば、子ども手当ではないが、毎年継続して、言ってみれば、大阪はUSJだというイメージが定着すれば、経済効果も見込めるのではないか。

A:経済効果と言っても、USJにお金が行くだけ。経済効果を言ってしまうとUSJにだけお金が行ってしまうことになる。行政の施策で一回やれば、継続的にやるのは間違っていると思う。配当みたいなもの。うまくそのときに予算が増えればやるし、そのときにメドがたてばやるし、予算がそこまで回らなければやらないというサービスとして、府民の皆さんに納得してもらわないといけない。昨日の部長会議でも言ったが、継続性、公平性、安定性というものをこの施策では求めることはできない。お金がないのにやり続ける施策ではない。余裕がある場合にはやるというもの。だから、不公平も生じる。年度年度によっても変わってくる。そこは政治家がきちんと説明責任を果たせばいいと思う。

人気ブログランキングへ