稽古の記憶(十一月三十日) | 天気晴朗ナレドモ波高シ

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とある剣士の居合道と戯言日記

先日の稽古で初めて奥居合を抜いた。


奥居合居業の部 一本目「霞」を教えていただいた。

立膝の状態から両足を絞り、鞘離れの瞬間ッ踏みつけるとともに抜き付ける動作までは横雲と同じ。
霞はさらに想定が加えられ、一刀目の抜き付けが敵に躱される。そこで追撃に逆一文字で敵の脛を斬り返し、刀を上段に振り上げ、斬り下ろす。

抜き付けからの斬り返しはかなりシビアで、抜き付けからいきなり斬り返しへ移行しない。
一旦抜き付けの状態で止まるのだが、止まりすぎてもいけない。

恐らく拍子が大事なのだろう。

そしてこの技で初めて「即納刀」が登場する。
刀身の三分の二あたりから納刀し、一気に三分の一まで素早く納刀し、そこから徐々に納刀する。

調子に乗って鞘を割らぬようにせねば…