男の一生 上・下  | アメンボ*アメンボ

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男の一生 上 (日経文芸文庫)/日本経済新聞出版社

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桶狭間の戦い前夜。木曾川べりに住む木訥な地侍・前野将右衛門は、まだ名もなき将兵にすぎぬ木下藤吉郎に己の武運を賭けることを決意する。稲葉山、墨俣、金ヶ崎と絶体絶命の戦を勝ち抜きながら、ときには信長の妻に恋心を抱く将右衛門。二人の天下人に仕えた男の切なくやるせないドラマ。Amazonの内容紹介より

男の一生 下 (日経文芸文庫)/日本経済新聞出版社

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秀吉の下、木曾川の野武士から但馬十一万石の大名へと転身した前野将右衛門。しかし天下人となった秀吉はまるで別人のように権勢に執着する。自らの足下をすくう大事件に巻き込まれた将右衛門が選んだ人生の決着とは―。乱世に生き、悲運の最期をとげる侍の生涯を描いた遠藤周作の代表作。Amazonの内容紹介より

ゴールデンウィークに購入して、先日読了。
遠藤作品は、初めてでした。

上巻が、木下藤吉郎と共にギリギリの戦を勝ち抜いて天下を取りに行く話・・・だけど、ほとんど前野将右衛門の恋心とかの心の葛藤(奥さんがいるのに、殿様の奥方に恋するとか)が多いかな、2カ月ぐらい前に読んだ内容なので、今、印象に残っている事を書いてる。
なんか、なよっとした印象なんですが、その女性問題ってのが、けっこう家庭の大切さを浮き出させてくれます。そんなに悩むんなら、止めときゃいいのにって思うんだけど、ま、男ってこんなものかなと思ったり、自分の事を顧みながら、飽きずに読んでました。
こんな戦国物語もあるのかと、楽しく読みました。

下巻は、秀吉の天下取りが完了して朝鮮出兵あたりから。
上巻から一気に話が飛ぶので、なんとなく積読になってしまいました。
でも、それなりに朝鮮のシーンと秀次のシーン、かなり丁寧に描かれています。そろそろ勤めを息子に委ねて木曽川で隠居したいなと思う将右衛門ですが、秀吉と秀次の確執に巻き込まれていきます。地味に地味に話は展開していきますが、一国一城の主まで登りつめてからの転落、後半は一気に読みました。作者の優しさみたいものをなんとなく感じたラストだったと思います。

そうそう、テーブルにこの本を置いてたら、小3の息子が「男の一生」という題名に興味を持ち「どんな本?」て聞いてきた。

「豊臣秀吉に仕えた前野将右衛門という武将の物語、大人になって、結婚してから読んだ方が面白いよ」と言っておいた。