闇の楽園 | アメンボ*アメンボ

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amazon.co.jp  より
闇の楽園 (新潮文庫) (文庫)
戸梶 圭太 (著)

主な登場人物
青柳敏郎 25歳ぐらい 男性
元サラリーマン 仕事に耐えられなくなり退職。 
偶然手に取った公募ガイドで募集していた「坂巻町 町おこし企画」に「坂巻ダークランド」の構想を応募。


藤崎雄夫 50歳ぐらい 男性
長野県坂巻町 町長 
解説の堤幸彦氏に言わせるとイメージは、渡辺謙

丸尾 30歳ぐらい 男性
真動学院・大始祖 カルト集団真動学院の№2
元柏原芳江親衛隊 元陸上自衛隊
学院の№2でありながら、そのカルトの思想には染まっていない。
暴力で人を支配することに生きがいを覚える。

君塚琢磨 42歳 男性
坂巻町町議会議員
祖父・父の権威で議員になった。
議員の職にありながらも、家の財産で遊び放題好き放題。


あらすじ・・・
舞台は、現代、長野県坂巻町。
町の活性化の為に、坂巻町町議会は、町おこしのアイデアを全国から公募した。
厳しい営業職に耐え切れなくなった青柳は、偶然坂巻町の公募を目にする。
試しに書いてみた「坂巻町ダークランド構想」を応募、採用されるが・・・
学院生の数が数千人規模に膨らんだカルト集団「真動学院」。
大規模ネスト(宿泊所兼学習所)建設の土地を学院の最高指導者である天見原の故郷坂巻町に求める。
町議会議員君塚は、東京で派手に遊んでいた時に罠にはまり、産廃業社に脅され、
町の土地に産廃を遺棄する仕事に協力する。


東京でドロップアウトし、偶然のチャンスを掴もうとする若者。
町の活性化を真剣に望む町長。
新天地を求めるカルト集団。
産廃業社に協力する町議会議員。

彼らの思惑が、迎える結末とは・・・。


感想
戸梶圭太氏の初期の作品。
5年位前に購入して、積読になっていた。
何度か読みかけたが、進まなかった。
戸梶氏独特の疾走感というか、派手な暴力描写と展開の速さがあんまり無い。
戸梶氏の作品を読む時は、少々下品だけれども、その手の暴力描写と妙な滑稽さが好きで読む。
なので、最初の数ページを読んで積読になっていた。

場面場面の描写は、丁寧なのだが、だんだん間延びしてくる。
後、主人公の情けなさもほどほど。
悪役の切れっぷりは、健在だったと思う。
そこに引っ張られた印象が強い。

ラストは、やはり戸梶だ!と思わせるような迫力があって良かったと思う。