CHEAP TRIBE | アメンボ*アメンボ

アメンボ*アメンボ

日々の日記・子育て・映画記・読書記

CHEAP TRIBE―ベイビー、日本の戦後は安かった (文春文庫)/戸梶 圭太
¥760
Amazon.co.jp
簡単なあらすじ。
主人公、沼田永吉。
1950年東北のとある炭鉱の町に生まれる。
母親は、不明。
炭鉱で働く父に、男手一つで育てられるが、その父も永吉が7歳の時に死亡。
ストーリーは、永吉が7歳の1957年の炭鉱から始まります。
1969年 19歳 学生運動に身を投じる。だけど、学生じゃなかった。
1974年 24歳 『1999年人類畸形化計画』という本を読み、人類の今後を憂うこと、2日間。
           知り合いの部屋からくすねたビニ本で、憂いも払拭。
           その後、殺人事件を起こす。殺人も不可抗力の事故として、6年の実刑。3年6ヶ月で出所。
1985年 35歳 石原ペットケアスクールに就職。傷害事件を起こし懲役2年6ヶ月。
1995年 45歳 倉庫会社に勤務するも、バブル崩壊のあおりを受け退職。
           その後、新宿駅で日本人顔のイラン人から購入した「いけない薬」でシャブ中になる。
           ホームレスになってるところを渋谷のチーマーに浚われる・・・。

簡単な感想。
なんとなく、ゆるい気分で手に取った本書。
文庫の裏表紙の紹介文にあった…
「・・・戦後日本を象徴するチープな事件をモデルに、運命に翻弄され、転落の一途をたどる主人公・沼田永吉の人生を描く。日本の昭和は、これでよかったのか?・・・」
の1文にひかれて購入(B○ok○ff)。
コミカルに、時には残虐に、一人の男の転落人生が描かれてるやろーなー、と思って読んだら…
えらいことでした (((゜д゜;)))
まあ、文体やなんかは、ゆるいんですけど、内容はかなりスプラッタが入ってます。
途中で気分が悪くなってきたところが各年代ごとに1箇所ぐらいずつあります。
いや、2,3箇所あるところもあります。
ほとんど、笑いとスプラッタです。ていうか、スプラッタが笑いか・・・
まあ、どうでもいいんですけどね。
各年代ごとに、その年にあった社会問題が取り上げられているんです。
で、その中で沼田永吉がいかにして転落していくかということを描いてるんですけど、
永吉の考え方がものすごく自己中心的で、同情の余地がまったくないんですよね。
だもんで、その考え方と行動に思わず笑っちゃうという、そんな感じの本です。