水滸伝 九 嵐翠の章 | アメンボ*アメンボ

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水滸伝 9 (9) 嵐翠の章 (き- 3-52) (集英社文庫 き 3-52)/北方 謙三
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嵐翠 - 国語辞典(大辞林)

山に立つみどりいろのもや。東山の―滴れんとし〔出典: 日本風景論(重昂)〕

Yahoo!辞書  より


9章は、以下の内容になっています。

・林冲の張藍救出

・梁山泊による流花寨建設

・流花寨への官軍の牽制と北の塩の道の封鎖

・秦明と公淑の結婚

・楊令が王進のもとへ旅立つ

・鄧飛の蔡進救出劇


冒頭の「林冲の張藍救出」から、なんだかモヤモヤ感が立ち込めています。

林冲のマイウェイッぷりには、驚きました。

自分を捨ててまで戦いにこだわっていると思ったら、本当に守るべきものは、別にあったんだね。

なんだか、裏切られた気分。

安道全の治療で一命を取り留めましたが、今後は、梁山泊の将校の一人としてもうちょっとしっかりしてもらいたいものです。高俅の首を獲るのは、あんたしかいない。


青蓮寺による塩の道への締め付け、途中までは淡々としてまして、塩の道同様なんだか盛り上がりに欠けるなあ、と思っていたら、最後に来ました。林冲のそれとは、全く正反対。男 鄧飛が見せます、泣かせます。糞まみれになって、指先を骨が見えるまで削って、大切な仲間の救出に一命を捧げます。あ、あ~あの最後は、悲しすぎる。