ベーシックインカムとは?
ベーシックインカムは
すべての市民に対して
条件なしで
政府が定期的に
最低限の生活を
送るのに必要な金銭を
支給する制度です。
この制度により
すべての人が
最低限の生活を保障されます。
ベーシックインカムは
所得格差の縮小や
貧困の解消を目指すとともに
労働市場の柔軟性向上や
創造的な活動への奨励など
多様な社会的・経済的利益をもたらすことが
期待されています。
ベーシックインカム導入のメリット?
ベーシックインカムによって
生きるために必要な所得が安定して得られるため
金銭的な余裕ができます。
また、
ベーシックインカムには
年齢制限がなく
子どもに対しても同じ額が給付されます。
そのため、
経済的な理由から子どもを諦める人が減り
少子化対策になるとされています。
ベーシックインカム導入のデメリット?
①増税が予想される
ベーシックインカムを導入するためには
国民に配当するだけの
巨額のお金が必要になります。
つまり、
税金が高くなる可能性が大きいです。
例えば累進課税制度によって
高所得者の税率を上げ
徴収できる税金を増やすことで
ベーシックインカムに必要な
財源を確保することが挙げられます。
社会福祉が充実している北欧諸国のように
消費税も高くなるかもしれません。
②労働意欲・生産性が低下するおそれ
生活に必要なお金が得られるのであれば
仕事を辞めても良いという人も
少なくないでしょう。
さらに、
累進課税制度を強化して
所得格差がなくなりすぎると
「頑張っても頑張ってもそんなに高い収入を得られない」ことで
皆が働くモチベーションを失うリスクもあります。
こうなってしまうと
国民全員の最低限の生活を
担保できるかどうかすら危うくなります。
③価値観がどうシフトするかは未知数
今は「稼ぐ仕事」に使われている時間や
「儲かる企業への投資」などに使われているお金が
「未踏の社会課題解決」「文化的な創造活動」に向かうかどうかは
結局やってみないと分かりません。
世の中の価値観が
そうした方向に進化するかどうかは
政府、投資家、企業、教育やメディアなど
あらゆるセクターの努力にかかっていると思われます。