世界に1つの香りを届ける調香師
なみです🌼
調香師ってどんな仕事?
リアルで会ったことある人の方が
少ないですよね!
調香師ってどんな仕事?
調香師とは一言で言うと
香りを組み立てる仕事です。
香りのある気化する
化学的合成品や
植物や動物の分泌物などから
抽出した天然香料を
時にはppm単位で組み立てて
「いい香り」にするお仕事です。
では、もう少し「香りを組み立てる」について
掘り下げてご紹介します。
調香師が行っている香りを組み立てるとは?
香りを組み立てる?
香りって組み立てるものなの?
そう思う方も
いるかと思いますが
私たちが嗅いでいる香りは、
1つの香り成分から
成り立っているのではなく
何千種類のも香り成分が
バランスを成して存在しているんです。
それは、自然界の香りも同じ。
例えば、
秋になると
とても強く良い香りを放つ
キンモクセイ
この花もの香りは、
キンモクセイの香りとして
私たちは共通認識があると思います。
しかしこのキンモクセイの香りは、
自然の力で
絶妙なバランスで
いくつもの香り成分が合わさってできた香りなんです。
例えば、
キンモクセイの香りの代表的な香り成分は、
γ-Decalactone, Linalool, Lonalool oxide, β-Ionone, α-Ionone
などが挙げられます。
これらはほんの一部で
他にも何百もの香り成分でキンモクセイの香りは成り立っています。
私たち調香師は、
このキンモクセイから抽出した香りを
原料として使うこともありますが、
キンモクセイの香り成分を自分たちで
一から組み立ててキンモクセイの香りを作ることもあります。
調香師って誰でもなれるの?
結論、調香師は誰でもなれますw
それは、日本では調香師の資格がないからです。
今日からあなたも「私は調香師です」と
名乗れば、調香師になれますw
なので、一概に調香師といっても
さまざまな調香師が存在します。
・食品の香りを組み立てる調香師
(フレーバリスト)
・香粧品の香りを組み立てる調香師
(パヒューマー)
・アロマのみを扱う調香師
大きく分けて
こんな感じです。
上記2つは、
アロマのみを扱う調香師とは
扱う原料の数に雲泥の差があります。
なぜなら、2つは企業に属して
合成香料も取り扱い、
たくさんの種類の天然香料と
触れることができるからです。
合成香料は約3000種ほど存在します。
それらを扱うので、
企業に属している調香師は
組み立てられる香りのキャパシティーが
違います。
一方、インスタグラムでも
よく目にする調香師は
アロマのみを扱う調香師がほとんどです。
扱う原料も
アロマとして流通している天然精油が
ほとんどでしょう。
「調香師になりたい」
という夢をお持ちの方は
ぜひ香料会社に勤める選択をしてほしいです。