GWも終わり、また日常生活が戻ってきた。

幸か不幸か、連休も赤日の4日しかなく、そんな休みボケもない。

 

大手に務めている義理弟はニュース通りの10連休で、休みに飽き飽きしていた。毎度のことながら、一度でいいから、そんな連休を味わってみたい。

逆に、向こうからすれば、平日で好きに時間調整できる自分が羨ましいらしい。

 

それはともかく、せっかくの休み。日帰りではあるものの、遠出をした。子どものリクエストを聞いて、行き先を決める。

 

今回は神戸。もう何度も行っているが、今回は自分の行きたい場所でもあったし、あれば買いたいものがあった。

 

普段は仕事用、外出用と財布を分けている。どっちも二つ折りタイプ。

でも、今回は買うとなれば、それなりの金額がいるから長財布を買った。

 

好きなブランドがあるのだが、店の店員も勝手知ったる顔で、支払いにキャッシュで払っても何も言わないし、事前に問いもしない。

 

でも、旅先で『支払いはカードで?』と問われて『キャッシュで』と答えると、一瞬、空気が流れていく。目的の品はなかったが、せっかくだし、神戸牛でも買って帰ろうとしての出来事。

 

それでなくとも、そんな場面はある。もちろん、カードの方が安全なのも知っている。いろんなポイントもつく。昔、同じ神戸で財布を落として、免許証だけ返ってきたこともある。

 

それでもクレジットカードは抵抗がある。大学生時代、インターネットの回線をつなぐのにクレジットカードが必要で、作ったもののあまり使うことがなかった。

 

それでも生活苦からどうしても生活費が欲しくて数万円借りたことがある。翌月にはすぐ返したが、それでもその月はグッと我慢した。

 

『クレジット払い』イコール『先払いの借金』のイメージが色濃く残っている。

『月末には払わないといけない』という強迫観念が苦手だ。

 

これが『月末まで猶予があるし、月々の分割にすればいい』なら気持ちも楽だが、キレイサッパリの状態の方が気が楽と思えてしまう。『余裕があれば、使えるし、ないなら我慢すればいい』そう思ってしまう。

 

『金は使うもの。支払いのことを考えるなんざ、支配されているのと一緒。別に、キャッシュカードで50万まではおろせる』

 

なじみの店員に最初に言ったことがある。言ったときはまだ若く微妙な感じだったが、長財布を買ったときには、『折れ財布にはちょっとした金額を入れて、今回の長財布にはそれなりを入れて、それ以上の買い物のときにはバックがいいですよ』

とシレっと勧めてくる。

 

『別に高いものが買いたいわけじゃないし、物欲もあまりないし、気に入って欲しいものが値が張るだけだから』

 

『そこですよ。良いものですから。ネットでアップしてても実際に見てみないと分からないですよね。実際に確かめないと。でも、カードは持ちたくないですよね。なら、肌身離さず持ち運べるバックは必要ですよ。お待ちしてます』

 

そう時代はキャッシュレス。理屈だと分かっているが、どうも苦手だ。幾度となく作ろうと思っては後回しになる。まあ、そこまでの買い物は数えるほどもないし、必要性もないか。