最近、折に触れて、ちょくちょく話題に登ることがある。

 

『商売してると潰しがきかないよな。確かに責任はあるし、仕事を回していく苦労はあるが、それさえクリアすれば問題ないが・・・』

 

業種、背景は違えど、立場は一緒。それだけに、感じる視線が違っても感覚はよく似ている。

 

『変わってきている』

違和感は感じてはいたがそこまででもなかった。でも、今年に入ってからは『変換期』だと確実に言える。

 

もう次の段階に入った。

でも、ニュースで得る情報と実際の現実とのギャップが離れている。こんな場面は何回かあった。今までなら都会での夢物語といえたが、現在は違う。日本という国は魅力がなくなってしまったからだろう。

 

もはや先進国の力もない。それは自分にとってどうでもいい。日本で稼げないから海外で稼ぐ。日本の価値が低いからインバウンドで遊ぶ。

 

もう日本はゆるやかに終わっていくが、実生活は真逆だ。ギャップだけがひしひしと伝わる。

 

『ここが勝負時だな。ここでもう一つくれば勝負時だ』

いろんな情報がある。リスクを考えても利益が出るなら乗る。商売はその狭間をすり抜けていくだけ。結果論からすれば検証はいくらでもできる。もう結果は出ているから。

 

投資のプロに『あと30分後に、上がっているか下がっているか分かる?』と聞いても誰も答えられない。5分後、1分後の先は誰一人分からない。だから、何重にも予防線を張る。

 

『ここでのミスは致命傷だな』言葉と本心が真逆な言葉。商売屋特有の言い回し。

 

『それを感じ取れるだけでもいいがね』

成功するかどうかは違和感を感じるかどうか。

そう、もう違和感はある。あとは違和感をリアルになるかどうか。

 

『本当、潰しがきかない。自分以外のために一日働いてなんか出来もしない。それが出来ればどんなに楽か』

もちろん、若いときはバイトもした。それなのに、現在はできもしない。終業までの時間がどんなに苦痛か。

 

『どんなに資格があっても、どんなに好条件でも無理だろうな。自分の時間を自分で決めれないなんて無意味だ。逆に、自分のためならどんな苦労も気にならないのにな』

 

本当に不思議だ。時間さえ過ぎれば楽な仕事はいくらでもあるのに、それを拒否している。

 

肉体的、精神的にもそれが楽なのに嫌悪すら覚える。

 

本当に、潰しがきかないな。