またねと言って別れるけど | 栄作文

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斎藤栄作の文

最近、演劇界は訃報続きだ。

 

表舞台に立つ役者さん以外にも、この業界には素晴らしいカリスマ性と技術を持ったスタッフが多勢いて。でもその人達も当然人間だから時がくれば亡くなってしまう訳で、ただやっぱり残念極まりないのだ。

 

演劇は公演が終わると「またね」と言って別れ、数年後にバッタリ現場で再会するといった事が多い。だからまた、当たり前の様に「またね」と言って別れるのだが、それが今生の別れになってしまう事もまた多い。

 

もっと沢山話をしておけば良かった。また一緒に仕事をしたかった。できるものだと思っていた。

 

やっぱり人との出会いは奇跡なんだと実感する。そして一日、一日を大切に生きようと気持ちが引き締まる。

 

さぁ!

雨だけど今日も張り切っていきましょう!