ビーキーパー

The Beekeeper(2024)

ステイサムが無双するアクション映画。

これ以上のあらすじがいるだろうかって感じだけど、物語としては

国家機密レベルの凄腕元エージェントのクレイは今は引退し養蜂家として平穏にハチミツとって暮らしていたけど唯一優しくしてくれた大恩ある人物がこの世で最も邪悪な犯罪の一つであるフィッシング詐欺により全財産を失い自ら命を絶ってしまいそれを知ったクレイはクズの皆さんの掃除に取り掛かるのだった(早口)

という内容で、ちょっとイコライザーも彷彿とさせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下ネタバレ

 

 

 

 

 

 

 



予告も見ていたし、あらすじも読んでいたので、フィッシング詐欺により財産盗難は辛すぎるがしかし死ぬ前に出来ることはあったのでは…(だいたいお金は戻ってこないだろうし、犯人も捕まらないらしいんだが)と思っていたから、映画を見て納得。
詐欺直撃のショック直後だったから、いわゆる「喪失」状態に陥っていたのだろう。

(ソファに座ってアルバム見ながらの姿勢なのがさらに辛い)


その隣の小屋ではクレイが彼女へのハチミツをせっせと瓶に詰めていたのに……。とりあえずその場にいるクレイに何か話してみるとか、ましてや娘はFBIなのだからまずそっちに電話してみるとかさあ泣くうさぎ
こうした崩壊の感情は言葉にするだけで、事態は変わらずとも心は少し解放される。しかし、優しい人ほど「愚痴るまい」「言い訳するまい」で胸中におさめがちショボーン
このあたりについては、クレイと娘の会話でも少し参考になった。
詐欺に次々にかかっていくのを見てるのは本当に辛い。今はもう少し、リテラシーやセキュリティの知識や啓もうが広まっていると思いたい。
(だから、闇バイトとかいう鬼平の急ぎ働きみたいな犯罪が今度は広まっているのだろうか)

 

今回のあのフィッシング詐欺は広告ポップアップと似たような技術なのだろうかと思ったけど、ネタをばらせばCIAの開発したソフトを使用というか、解析してセキュリティ突破できるようにしていたようだ。

 

黒幕というか、親の権力と財力を使ってるだけのただの若者が組織のトップで、そのお守り役にジェレミー・アイアンズ。
映画そのものは元ビーキーパーのクレイが強すぎて、権力も財力もあるのにただ追い詰められていってしまうだけの残念な役(特に強い信念とかもあまり感じなかった。ただ黒幕の母親に惚れてるだけで)。
本当はこっちがラスボスになるかなと思ったけど…。

 

そんなこんなで元ビーキーパーを本気にさせてしまったため、FBIが2年追い続けて見つからない相手を数分で見つけてしまうビーキーパー(本部の人)。

ビル全焼、今回の直接の張本人であるガーネットくんが上に言われて「始末」をつけにくるが(略)。

 

かつてのビーキーパー(本部の人)が情報をくれるの、なんかいいなぁと思っていたのに国家権力を前に現役ビーキーパー(違う人)がクレイを処分することになり、ビーキーパーVS元ビーキーパーの構図に。

そうか、敵になってしまうのかビーキーパー部隊……汗うさぎとなりかけたが、クレイが現役を瞬殺してしまった結果「我々は今回は中立で」でさっさと退場していくの笑った。

ただ、現役のビーキーパーは悪目立ちすぎてテロリストにしか見えないんだけど、なんであの人が現役ビーキーパーに…。

その後も絶体絶命になりそうだけど、実はそうでもなかった(マッコールさんか)を繰り返し、最凶最悪の息子の前に立つが……。
どう落としどころを見せるのかと思ったら、息子は想像以上に狂っていたという感じだった。ああいうのがソシオパスって言うんだろうか……ネガティブ

というより、今回は「ビーキーパーつよい!!!」が主体の映画なので、人物造型もいろいろクセをつけつつも基本はシンプル花にしたのではないかと思う。

ジェレミー・アイアンズがマシンガンを取り出すことも無かった(御年76歳)。

FBIも特殊部隊もあとよくわからない強そうな集団(ラザローとかの)も出てきて、混戦になりそうだったけど全部クレイの見せ場となって片付けられていく。純粋にアクション映画を楽しみたいときには最高にマッチする映画だった。
エンタメとしての正解の一つ。
2も決定したようなので、そちらも楽しみです。

 

パターン化しているのにエンタメ力がある、というのはやはりアクションも不滅の芸術の一つだからじゃないのかなと思う。
もちろんなんでも安易にしてしまうと飽きるけれど、パターン化っていうのは本来は骨だけにとどめるべきで、肉付けは丁寧に行うべきなのだ。