小説擬き(その4) | チキンとにんじん

小説擬き(その4)

この男は俺を殺す気なのか?


「俺が怖いか?」


当たり前だ、そんな凶器を持ち出して
話の流れからして、そのバールで整備し始めると言うわけでも無さそうだし、どう考えても…


「逃げんなよ…」


殺人鬼みたいな顔したヤツに逃げるなと言われて逃げない人間は、そうそう居ない…

つーか居ない


俺は全力疾走で男から逃げた、デスクワークばかりやってるから運動不足か
はたまた喫煙しているせいか体力が無くて直ぐに息切れした


夢なら覚めてくれ
そう、切に願う



「本当にいいのか?」


鳥肌がたったのがわかった、男は息も乱さずに
俺の直ぐ背後に居たのだから


夢なら覚めてくれ、と思った俺に対し「本当にいいのか?」とは
やはりコイツは変な奴だ


「本当に夢から覚めていいのか?」

そんなのは当たり前だ

「後悔するなよ?」

ニヤリと笑みを浮かべた男は良くみると俺だった
いや、俺に似た「誰か」かもしれない
そう思ってると、頭がグルグルと気持ち悪くなってきた


次回でやめ