いつもは21時就寝が基本だが、明日も休日のため非常に自由な時間を過ごさせていただいている・・・。水を飲むことで脳梗塞などの発症が防げるとどこかで周知し、ひたすら水を飲んでいるのが当たり前の今日、ある情報源から飲み過ぎるとナトリウム不足になると聞いて調べてみた・・・

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低ナトリウム血症とは?
低ナトリウム血症は、体内のナトリウム量は変わらないのに水分量が過剰に増えて起きる病気。
肝硬変や心不全の患者は尿量を減らすホルモンの働きが強くなり、発症しやすい。
溶質に対して水分が過剰なことによって起こる血漿ナトリウム濃度が[136mgEq/L]以下になること。
全身の総ナトリウム量と比べて体内総水分量[TBW]が過剰であることを意味している
全身の総ナトリウム量=細胞外液[ECF]容量の状態に反映される
電解質異常のなかで、よくみられる病態
入院患者の1%にみられるといわれている
症状
症状は、人格変化・錯乱などの神経症状を引き起こし、重度になると筋肉のケイレンを引き起こし、死に至るケースもある。
軽微な症状から始まることもある
人格変化
傾眠
錯乱状態
大脳の浮腫
急性の低ナトリウム血症では脳細胞は血漿浸透圧の等張性がうまく調節できず、浮腫が起きる。その結果、中枢神経系の機能障害が起こりやすい。
死亡率も高い。
脳ヘルニア
昏迷
神経筋の興奮が亢進
ケイレン
昏睡→植物状態→死に至る
水の飲み方
人の体は数週間の断食に耐えることができるが、水を飲まなければ1週間と持たない。
命に必須の水だが、健康のためには飲み方に一工夫必要なことが最近の研究で分かってきた。
 スポーツの世界では、水分補給の重要性が知れ渡り“ノドが渇く前に飲む”が常識となっていた。しかし、最近では、それが“ノドに渇きを感じてから飲む”に変わりつつある。

キッカケは2005年に報告された論文。ハーバード医科大学のグループは、ボストンマラソンの参加者からボランティアを募り、レース後に血液検査を行ったところ、13%の人に『低ナトリウム血症』が起きていて、中には重症でレース中に倒れた人もいた事が分かった。
原因は、選手がレース前や補給ポイントで大量の水を飲んでいたこと。それによって血液中の塩分濃度が急に薄まり、低ナトリウム血症を起こしたという。
重症になると、意識障害や心臓の異常を起こすこともあるので、スポーツ前の水の飲み過ぎに警鐘が鳴らされた。
 飯野靖彦・日本医科大学病院腎臓内科教授は“同じ事は一般の生活でもいえる。熱中症や脳梗塞などの原因となる脱水症状を予防するために水を飲むことは大切だが、一度にたくさんの水を飲むより、適量をこまめに飲むことが健康作りには大切”と語る。
 では、どのくらい水を飲むのが健康的なのか?
デスクワークや家事など一般的な生活を送っているときは、尿や便、皮膚からの蒸発、呼気などで1日に1.5~2.5㍑の水分が失われるので、同量の水を飲むことでバランスがとれる。
一般的な食事をとっている人なら、食事に約1㍑の水が含まれている上、体内の代謝で生まれた水もあるので、飲み水としては1~2㍑をこまめにとることが大切だ。ティカップ1杯程度(約150cc)を1~2時間ごとにとるといい。
寝ている間は水を飲めないので朝は水分不足になり、それが脳梗塞などの引き金になることもある。“寝る前にもトイレが近くならない程度に飲む。夜中にトイレに起きたときには、口に少し含む程度飲むと、脳梗塞の予防になる”(飯野教授)
スポーツをしたり、屋外で仕事・作業をしたりする人の場合は、かいた汗に匹敵する水分を加える必要がある。まず屋外に出たらコップ1杯の水分補給をすること。ノドの渇きに応じて飲めばいいが、たくさん汗をかいたときは低ナトリウム血症予防のため、適度の塩分を補うことも重要だ。
さらに、水分補給に特別な配慮が必要なのは、乳幼児・学童・高齢者だ。
たとえば乳幼児は自分の意志で水を飲むことができない。
ミルクを飲んでいるからと安心していると脱水症状になることもある。
また、高齢者はノドの渇きを感じにくいため、自分でも気づかないうちに脱水症状を起こすことがる。飯野教授は
“この時期の脱水症状のサインとして重要なのは脇の下の状態”と話す。
脇の下は普段からわずかに湿っているものだが、寒くもないのにカラカラに乾くのは、脱水症状のサインと考えていい。
このほか、[立ちくらみ]や[便秘]もあるので要注意だ。
脱水に気づいたときには、少しづつこまめに可能な限りからだが吸収しやすい形で水分をとることが大切だ。水分の吸収を左右するのは[温度][塩分濃度][糖分濃度]の3要素。
最も水分を吸収しやすい温度(コップの表面が汗をかくぐらい)
  温度・・・・・・・・5℃~15℃
  塩分濃度・・・・0.1~1.3%
  糖分濃度・・・・1.0~3.0%
これらの条件を満たして(脱水症状に最適)いるのはWHOが推奨している『経口補水液(ORS)』だ。一般のスポーツドリンクより甘味が少なく塩辛い印象だ。もし無ければ、冷えたスポーツドリンクを約3倍に薄めて飲み、梅干しなど塩分を含んだものを補えばよい(飯野教授)

引用;http://www.naoru.com/tei-na.htm