宇宙葬の説明会に行ってきました。

これまで、樹木葬や納骨堂、海洋散骨、ダイヤモンド葬といろいろ「〇〇葬」を見学してきましたが、さすがにスケールが違います。

調べたら、けっこう以前から日本の実施業者がいくつもあるんですね。打ち上げは全部アメリカからですけど。知らなかった。

ロケットで打ち上げたあと、しばらく周回軌道に乗ってから大気圏に突入して流れ星のように燃え尽きたり、そのまま深宇宙に旅立つものもあれば、宇宙旅行してまた地球に戻ってきたりと、いろいろな選択ができるようです。最後に燃え尽きるコースで一番少量の散骨だと、どこも50万円以内ぐらいといったところです。

想像していたほど高くなかった。

「また地球に帰ってくる」のは、宇宙への散骨にはならないんだけれど、なんかスゴいことですよね。やはりお値段は一番高いようで🤑

今回説明を聞いた会社では、あのイーロン・マスク氏のスペースＸ社のロケット🚀を使うそうです。

見たことありませんか？一度宇宙に向かったロケットが、また地表にまっすぐゆっくり着陸してくる映像を。何度も失敗して地面に斜めにぶつかって燃え上がるのをよくテレビで観ましたが、最近はほとんど失敗しないそうです♻️

そのロケット（ファルコン９）に、遺骨だけを入れた人工衛星を搭載して使うとのこと。

今どこを飛んでいるかは、専用のアプリですぐわかるそうです。

海洋散骨の場合は、散骨した場所は固定ですから、緯度経度を証明書に記載してくれるので、同じ場所に船で行きお参りすることができます。

宇宙葬の場合は、相手がグルグル回っていて、ある時に遺族の上空🛰️を通過してくれるんですね。

これまでは数グラムから数十グラムしか載せられなかったものを、一体分の遺骨まで載せられるようになったそうなので、これだとお墓に埋葬の必要がなくなります。当然、その分お値段はグンと張りますけど。

ペットも猫や子犬などなら100万円くらいでいけるそう。こっちのニーズはけっこう増えてきそうな気がします。樹木葬や納骨墓でも、ペットと一緒に埋葬してもらえるところは人気です。

今や、宇宙葬の行先は月面にまで届いていて、無人の小型車両が月面に置かれた遺骨のカプセルの映像をカメラで配信することも計画しているそうです。月面墓。

宇宙葬も、決して特別なことでは無くなってきたのがよくわかりました。ちなみに、説明会に来ていたのは私以外、みたところ70代以上と思われる女性ばかりでした。みなさん、熱心に質問されていました。

生前契約で委任すれば、おひとりさまでも星になる夢が叶うということに、魅力を感じておられるようでした。

たしかに、お金を遺さないで自分のために使い切るなら、これはアリかと。

ただ、遺族がゾロゾロ発射場まで行って見届けると、旅費のほうが高くつきそう💦

次にどんな「〇〇葬」が出てくるのか、興味深いです。

ではまた。

宇宙葬は予想のナナメ上だった