30センチのヘラ、体内に置き忘れ…慈恵医大青戸病院 | 医学部挑戦記 & 医療・Science情報

30センチのヘラ、体内に置き忘れ…慈恵医大青戸病院

東京慈恵会医科大付属青戸病院(東京都葛飾区)で今年1月、女性患者(68)の手術の際に腹部に手術器具を置き忘れるミスがあったことが分かった。同病院では患者に謝罪し、都に事故を報告した。  同病院によると、女性患者は1月31日、産婦人科で卵巣腫瘍(しゅよう)の摘出手術を受けた。執刀医が腹部を縫合する時、針が腸に当たらないよう、腸を下に押さえる金属製のヘラ(長さ約30センチ、幅約5センチ)を使用したが、縫合中にヘラが腹部の奥に沈み込んでしまったのに気付かず、置き忘れたまま手術を終えたという。  同病院の手術の基準では、腹部を縫合する際、使用した器具がそろっているかどうかを2~3回確認することになっているが、執刀医は、縫合作業に入る前に1度確認しただけで、ヘラの使用後は確認を怠っていた。また、手術後、手術補助員がヘラが足りないことに気付き、器具の管理担当の看護師に指摘したが、看護師は思い込みで「初めからなかったのでは」と答え、そのままになった。  女性患者が翌日、違和感を申し出て、レントゲン検査で発覚し、再手術した。