インド戦はサバイバル…控え組は最後のチャンスで代表入り狙う
サッカー日本代表合宿(20日、横浜市内)22日のドイツW杯イヤー第3戦、アジア杯予選・インド戦(日産ス)に向け、ジーコ監督(52)がサバイバルの号砲を鳴らした。MF長谷部誠(22)=浦和=を先発に抜てきするなど当落線上の選手にチャンスを与える方針で、欧州組が合流する28日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦では現メンバーが14人前後に絞り込まれる。相手は超格下だけにジーコ・ジャパンに大量得点の予感?!
土砂降りの雨も気温5度の寒さも、代表戦士の熱気で湯気に変わる。ジーコ監督がフォーメーション練習で代表初スタメンとなる長谷部に先発を意味するビブスを渡したのが合図だった。
「2月の4試合はできるだけ多くの選手を使いたい。先のことを考え、メンバー的にも違いはあると思う」。18日のフィンランド戦直後、こう鞭を入れた言葉にうそはなかった。現メンバー国内組22人によるサバイバル第1弾が幕を開ける。
28日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦に向けたドイツ遠征メンバーが、インド戦の翌23日に発表される。当日はW杯まで唯一の国際Aマッチデーのため、欧州組8人が招集される見込み。単純に22人が14人前後まで削られる計算になる。そのメンバーこそが、ドイツへ臨む真のジーコ・ジャパンの基本形だ。
「本当のラストチャンス。ドイツ合宿では人数がすごく絞られるし」。決戦の場に上がる資格を得た長谷部がまず目の色を変えた。インド戦は公式戦のためベンチ入り枠はこれまでと違い20人。交代枠も3人に減り、試合出場機会をつかむのは最大14人に限定される。
10日の米国戦で代表初ゴールを挙げたFW巻もさらなる一発がほしいところ。フィンランド戦に続いて久保と2トップを組みそうで「がけっ縁。チャレンジャー。必死です」とまずはドイツ遠征メンバーへの生き残りに躍起になるしかない。
「いろいろと試し、インド戦が集大成」。1月29日の宮崎合宿でW杯イヤーが始動して以来、ジーコ監督はインド戦をサバイバルの区切りにすることを主張してきた。今季初の公式戦。相手は最新FIFAランク118位の超格下。がむしゃらな男たちの戦いが、ジーコ・ジャパン最大のゴールラッシュをもたらす可能性も秘めている。