十代のオレはコスプレしてたんです
どこで知り合ったか忘れたけど
ある日 オネエサマが言いました
[ コレ着て一緒に歩いて? ]
いつも いろんなとこに連れてってくれて
面白い体験も沢山させてもらってた
うちは 母が病弱で 父も忙しいので
博物館とかも連れてってもらったことない
でも 両親の友人や 叔父が
色々と連れ出してくれてたので
そこで知ったオネエサマたちだとおもう
あるとき 新選組の羽織りと
着物一式を持ってきてて
お着換えして 散歩したのがキッカケ
それから オネエサマたちが炸裂されまして
多種多様な衣装をお作りになられ
様々なキャラクターごっこを致しました
時代物もあったし アニメやコミック
ロードオブザリングとかもやった
体型がカリカリしてたので
少年として扱われており
女性の衣装は着たことない((´∀`*))
懐かしい記憶です(〃艸〃)
そのオネエサマのお手伝いも致しましたので
なんとなく お洋服以外の小物を作れることになり
縫製工場の強者マダムたちは
お洋服や鞄などをお得意とされるんだが
オネエサマたちは なんでも作った
本気でオカシイひと達だったので
弓も作ったし 鞭も作った
(武器としては使えないけど近いヤツ)
そんなひとたちが何かを作るとき
サイズを求められるため
常に傍にいたわけでしてね
作業工程は知ってるんですよ オレ((´∀`))
なんだかんだと手伝ってたしね
その流れで ウェディングベールも作れました
ええ トレーンのながいのも作ったさ・・・
手縫いしか出来ない生地の端を
ただひたすらに縫ってやりましたね
あの頃のオレは
オタクなオネエサマたちの
おかしな情熱をみて
それを標準と捉えていたんだね
まあ 好きこそなんとかってヤツだわな((´∀`))