8月9日は、長崎に原爆が落とされた日だ。
僕の母は、その時、長崎にいた。
あんな光は見たことがない。
その閃光に目がつぶれそうだったと話してくれた。
被害にあわんでよかったねと、子どもの僕は、その話のたびに「ホッ」を繰り返した。
米軍の狙いは小倉。
長崎は第2目標地だったそうだ。
たまたまの天候などで、長崎に落とした。
搭載したのはB29.
ボックスカーという愛称の爆撃機だ。
それは、いわゆる貨物列車。
そのイラストが、機体の鼻先に描かれていた。
遊び心そのものに思える。
そして、長崎の後、「NAGASAKI」の文字も加えられたそうだ。
なんとも、奇妙で不思議なことだ。
もっとも、奇妙であり、不思議なものの極点に「戦争」があるのだろうし、そんな行為に世界の多くの国々が参加した。
そして、そんな極点にも、一つ一つの人生がある。
動画を作りつつ、そんなことを思い知った。
ーーーーーーーーーーーーー
戦跡の声を聴く」シリーズはこちらです
------------------------
メールはこちらから↓
arita013@yahoo.co.jp