皆さん、こんにちは。

将星会教室の有田です。

結論から書かせてください。
将星会教室を12月21日(土)で最後にさせていただこうって思います。

その後の将棋活動は「大分県子ども将棋ネット/OKSN」と「リンク将星会支部」を通して、
もっと広範な子ども達の交流、異世代間の交流、将棋の普及、子ども達の自立を目指
していきます。

  この活動については、また、あらためて報告します。

「なんて突然・・・」
そう思われる方もおられるかと思います。

理由を書きます。
2つあります。

1つ目・・。
僕は、来年の1月で60歳になります。
還暦です。
そして、以前から、その区切りとして、新しい活動に入っていこうと思っていたので
す。
これは、キザっぽく言えば、人生設計だったのです。
でも、いざ、その年を迎えると、将星会教室に執着っていうか愛着っていうか、湧き
出るんです。
子ども達の顔が浮かぶんですね。
やっぱり、続けたいなあって逡巡するわけです。
これが突然となってしまった理由でもあります。

でも、これは、だめだと思い直したんです。
ズルズル行っちゃって、訳がわかんなくなっちゃいます。
やっぱり、区切らなくちゃいけない。

そして、2つ目。
僕は、機会あるごとに、言ってきたんです。
将棋教室があれば、将棋は普及しやすいだろう。
でも、普及すれば、なくなっていく運命だろうって。

僕が子どもの頃、将棋は教室で習うものではなかったんです。
親から、祖父母から、友から、知人から、そんな間柄を通じてなんとなく覚えていく
ものだったんです。

僕が将星会を始める前、大分県の子ども将棋界は、寂しい状況でした。
県代表を決める予選に参加者が1名もない、なんて状況さえあったんです。
これでは、将棋という文化が途絶えてしまうんじゃないか。
そんな様子だったんですね。
 
今、有段となり卒業した子も含めると、将星会に関わった子が400名を超えているん
です。
それに大分大学の講座、公民館の活動、大分県子ども将棋ネットのイベントなどを含
めれば、僕がご縁を持てた子は600名を超えています。
大変ありがたいことでした。

これだけの人数がいれば、将星会教室は、その役割を終える時が来たと言えるんじゃ
ないかと思うんです。
例えば別府市でいえば、すべての小学校から将星会に通ってくれました。
その子達が、同じ学校の子ども達に将棋の面白さを伝えてくれます。
加えて、今はネット社会。
対局は、いつでもできます。

あとは、最も大切な対面による「息づかいの聞こえる交流」です。

それには、段級位を決定する同級昇進戦、そして、子ども大会デー、ダブルス将棋交
流会などがあります。
ここに月に一度の合同練習回を加えれば、月に3回の交流機会が持てるのです。
こういう活動は、私的な将星会教室ではなく、社会教育関係団体として認可された
「大分県子ども将棋ネット」や日本将棋連盟「リンク将星会支部」が中核となるの
が、ふさわしいと思えます。

以上のような理由からです。

将星会教室は、皆さんから、8時間で3100円のチャージを頂いています。
1時間388円となります。
12月21日の時点で、受講時間の残が出る場合があります。
直接、お返しするか、または、口座への送金で対応させてください。

また、こちらについても、後日連絡します。

みなさん、本当にありがとうございました。

 

 
将星会教室・有田英樹
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