はじめに
大分県子ども将棋ネットは社会教育関係団体(別府市認定)です。
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保護者の皆さん。
英之介(えいのすけ)です。
将棋は、すばらしい子育ての手段です。
日本の伝統文化であり、礼儀正しさ、潔さ、忍耐力、向上心、決断力など、現代から失われつつある大切なものを伝えてくれています。
なにより、生身の人間と人間との、盤をはさんでの交流は、テレビゲームなどでは味わえぬ楽しさです。ただ、楽しいだけではありません。
勝負ですから、負ければ、悔しいのです。
対局に負けて涙する子を、僕は、たくさん見てきました。
中には、お母さんに泣き叫びながら、すがりついていく子もいます。
いいでは、ありませんか。
そんな悔しさの中に我が身をおくことで、なお、親のあたたかみを知ることができるのです。
そして、その子たちの誰もが、涙をぬぐうのです。そんな体験は、なかなかできません。まさしく、精神の成長の瞬間であります。
将棋は、かように精神を鍛えてくれます。
また、精神性以外の面でも、子どもを伸ばしてくれます。
人間には右脳と左脳があります。
右脳 = イメージ 図形 芸術
左脳 = 言語 数字 理論
と、近年の研究でわかってきました。将棋は、どちらを使うと思いますか?
これまた、近年の研究によって、プロ棋士は対局中に、主に右脳を使っていることがわかりました。これは、意外な結果でした。だって、将棋自体の持つ特性は、数学的な理論、つまり左脳の領域なのですから。
つまり、将棋は、左脳を使って判断し、右脳を使って指していることになるのです。
右脳と左脳をバランスよく使っていく。
これこそ、脳を鍛えることになるのです。
保護者のみなさん、お子さんに、そんな将棋体験をさせてあげませんか?
さいわいにも、大分県は、将棋がさかんな県であります。
僕自身はへっぽこ将棋しか、指せません。でも、そんな将棋の楽しさは、しっかり知っています。
そして、日本将棋連盟公認の将棋コーチになれました。現在は、大分県将棋連合会役員、オールアバウト将棋ガイドをさせていただいています。
この大分県子ども将棋ネットが、子どもたちへの将棋普及に役立てば幸いです。
↑2013年の僕。以後の老け方は想像してください。
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