ドクター独学の英語英会話マスター

 

英会話勉強法完全マニュアル(1)


出典「【英会話勉強法完全マニュアル】初心者が独学でビジネスレベル」さま
https://english-club.jp/blog/english-conversation-study/


英会話の勉強法で悩んでいる初心者の皆さまに伝えたいことがある。
特にビジネスパーソンの皆さまに。



英会話は「独学」が基本だ。

 

オンライン英会話や英会話スクールだけでは、いつまでたっても英語を流暢に話せるようにはならない。
断言する。
独学なしには絶対に英会話を習得することはできない。

英会話勉強法のまとめ
では「独学」で何をすれば良いのか?

このコラムは、特にビジネスパーソンの初心者の皆さま向けに、英会話を独学で効率的に習得するための勉強法(トレーニング法)を詳細にご説明する。



なお、このコラムで紹介する英会話の勉強法は、第二言語習得研究と脳科学研究の知見をベースとしている。


1. 英会話の勉強法|ビジネスパーソン初心者向け学習フロー!
空っぽの箱の中からは何も出せない。英語を「口から出す」には、まずは英語を「頭に入れる」必要がある。当たり前のことだ。

何を頭に入れるのか?それは、言語の3つの基本要素である「単語」「文法」「発音」の知識だ。
言語を習得するというのは、「単語」を覚えて、その並べ方(「文法」)と「発音」を覚えことから始まる。

言語の基本 3要素
しかし、言語の3つの基本要素を覚えるだけでは、英語を流暢に使えるようにはならない。
それらの知識を無意識的に「自動的」に使えるようにする必要がある。第二言語習得研究では、このことを「自動化」という。
ちなみに、脳(神経)科学研究では「自動化」のことを「手続き記憶化」という。

英会話は「リスニング」と「スピーキング」の2つに分けることができる。
それらの能力を向上するためには、「自動化」しなければならない脳内の処理が5つある。
これら5つのことを無意識的に「自動的」にスムースに行うことができれば英会話力が向上する。

自動化させる脳内の処理

聞く(リスニング)    
① 単語の発音を聞き取って、その意味を理解する
② 聞いた文の構文や文法構造を解析し理解する

話す(スピーキング)    
③ 適切な単語を選ぶ
④ 構文・文法に沿って組み立てる
⑤ 適切な発音・イントネーションを選び発話する

上記の5つの脳内処理の自動化を促進する代表的なトレーニング方法は以下の通りだ。こ
れらのトレーニングは、知識を「自動的」に使えるようにすることが目的のため、The English Clubでは「自動化トレーニング」と呼んでいる。

リスニングとスピーキング強化用の主な自動化トレーニング

ディクテーション
(①②を自動化)    英文の音声を、一文ごとに意味と文法構造を理解しながら聞いて記憶し、それを文字に起こすこと。
音読
(①②⑤を自動化)    書いてある英文を、意味と文法構造を理解しながら声を出して読むこと。
シャドーイング
(①②⑤を自動化)    英文の音声を、意味を文法構造を理解しながら聞き、1〜2語あとを影のように追いかけて声に出すこと。
ディクトグロス
(①②③④を自動化)    ディクテーションのあと、聞き取れなかったところを前後の関係や文法・意味から想像して文を完成させること。
リフレージング
(①②③④⑤を自動化)    聞いた英文、もしくは読んだ英文を、他の表現方法で言い換えること。
サマライジング
(③④⑤を自動化)    聞いた英文、もしくは読んだ英文を、長文を自分のことばで要約すること。
英会話を効率的に習得するには、上記の「自動化」の他に、よく使われるフレーズ(定型表現)や言い回しを覚えることも必要だ。しかし、これはあくまで流暢さを向上させるための補足的な学習と考えた方がよい。

それでは、まずは言語の基本要素の「単語」「文法」「発音」の学習方法を説明し、次に「スピーキング力」と「リスニング力」を向上させるためのコツとトレーニング方法を説明しよう。

 

 

via ドクター独学の英語英会話マスター