ドイツ人は「いい加減」か | まえだのプログレッシブドイツ生活

ドイツ人は「いい加減」か

「ドイツに行きます」と友人に伝えたとき、大半のリアクションが「いいなー」とか「すごいね」とかいう類のコメントだったが、ある先輩に、「ドイツ人は意外といい加減らしいので、大変なことも多いと思うが、がんばってくれ!」と言われた。


「らしい」ということなので本人体験談ではなさそうだが、この人は海外経験値のものすごく高い人だったということと、確かに意外だったので、多少記憶に残った。


しかしドイツに住んでまだ4カ月だが、逆にドイツ人は「キッチリしている」というのが私の印象である。いくつかそう感じる点があるのでいくつか以下に挙げてみる。

・ルール違反に対する目は非常に厳しい(読者登録していただいているアインスさんのブログにもあありました)。目だけでなく、制度上もそう。例えば飲酒運転は多少OKだが、事故ったときに酒気帯びだと責任が非常に重くなる。これに限らず違反したときの罰則が重い。ちなみに、信号をきっちり守っている人の割合が非常に高いという印象。

・言葉(ドイツ語)も、文法がやたらとキッチリしている印象である。徹底的に説明をつけようとしている感がある。

・とにかくきれい好き。窓やキッチンがピカピカ。外から見て窓が汚いと「あそこは外国人が住んでる」とドイツ人は思うらしい。


では何が「いい加減」なのか。ドイチェバンクでの苦労話は以前書いたとおり(「夏の夜のドイチェバンク」1・2・3)。他にも、インターネットの工事を頼んでいたら、当日になって「別の用事が入って行けなくなった」と言われたとか、サービス業における顧客対応の悪さについてはよく耳にする。うちのヨメ曰く「ドイツではお客様は神様ではない」というやつである。買い物でレジの列に並んでいたら、閉店時間を過ぎたとたんそこで「はいおしまい」と言われ、会計してくれなかったという極端な例も聞いた。


しかしこれも、「いい加減」とはちょっと違うと私は思う。どちらかというと、一定以上の顧客サービスに意味を見出してないように思えるのである。もう少し言い方を変えれば、彼らは客の要望に応えることに対してではなく、自分の(あるいは従業員としての)損得勘定に対してキッチリしているように思えるのである。もちろん、決められたルールの範囲内において、である。だから結果として、サービスに個人差がある。これを迷惑、いい加減と感じる外国人は多いようだが。


「日本では飲酒は20歳からだけど、ほとんどの人が大学に入ると飲んでるのよ。だけどほどほどにね。」とかいう日本の法文化(日本でもおおっぴらにOKとはなってないが。最近厳しいみたいだし)は、果たしてどれほどドイツ人に理解されうるものなのか。反応が見てみたい。