F1イタリアGP観戦記(2010.9.12(日)) | まえだのプログレッシブドイツ生活

F1イタリアGP観戦記(2010.9.12(日))

<9月12日(日)>


この日は朝、友人Tと合流して、今回のイタリア旅行の主目的であるF1イタリアGP観戦に行った。急に誘ったにもかかわらずTには感謝。F1イタリアGPは、ミラノから北東にある「モンツァ」という街にあルサーキットで行われている。たまたま空いていた三連休(結果的にただの週末になったが)に思いつきで来ることにしたので、事前情報もあまりなく、他の方の過去の観戦記にかなり助けられた。よって今回は、いつもの一方通行ブログと趣旨が違うが、今後の方の参考になるよう、なるべく客観的に書きたい。


Tは日曜の朝にパリを出る飛行機でミラノ・マルペンサ空港に来るため、それまでミラノ中央駅周辺で待った。ミラノ中央駅の東側が空港(マルペンサ空港リナーテ空港と、もう一つあったが忘れた)からのシャトルバスの発着場所になっている。シャトルバスはそれぞれいくつか運営会社があるが、到着場所は同じ。ミラノ中央駅からは、日曜日のみ、モンツァ駅経由でサーキット駅(Biassono/Lesmo/Autodromo)に直行するイタリア国鉄の電車が朝7時から12時半まで、30分置きに出ている。2010年は6番線、7番線から交互に発車しており、行き先が「GP Monza」となっておりわかりやすい。しかもこの電車は無料なので、切符購入の必要もない。外国人には助かる。


Tが到着したのは、ミラノ・マルペンサ空港。実はマルペンサ空港は街から遠く、シャトルバスで所要約50分(遅れることも当然ある)。空港を11時過ぎに出たが、ミラノ中央駅に着いたのは12:15頃。あやうく

無料列車に乗り遅れるところだった。なお、サーキット駅は普段は全く人が来ない場所であり、ミラノ中央駅から行く場合、モンツァ駅で乗り換えを必要とする場合が多い(土曜日の予選などを見に行く場合は、モンツァ駅からサーキット行きのバスに乗るのが良いようだが)。12:30の最終の無料電車を逃すと、本戦開始に遅れる可能性があったので、ヒヤッとした。


何とか12:30の電車に乗り、一路サーキットへ。最終だからか、ガラガラだった。サーキット駅には13:00前に到着。徒歩でゲートに向かう。途中、ダフ屋がいろいろ声をかけてくる。万が一チケットが無い場合にも困らなそうである(下はBiassono-Lesmo-Autodromo駅で降りたところ)。
まえだのブログ-0912 FS Biassono

自由席のチケットを持っていた我々は、チケットに同封されていたパンフレット(ミラノ中央駅の13,14番線のあたりにあるインフォメーションセンターにも積んであった)を見つつ、オーロラビジョンが見れそうだということで、12番スタンドの脇あたりを目指した。駅はサーキットの北西の端あたりにあり、一番近くのゲート(LESMO)から入り、コースをくぐって内側に入り、そのまま南東方向にコースに沿って進む。12番スタンドは長めのストレートが終わりS字に入るあたりにある。途中のストレートではあまりにもコースが近く、音で耳がつぶれそうに。これはすさまじい。耳栓必須。そして事故があったらこっちも死ぬ・・・。


まえだのブログ-0912 ferrari in monza まえだのブログ-0912 stand2

12番スタンド(指定席、有料)の横に、ほとんど変わらないじゃん!というような自由席のスタンドがあった(自由席にもいくつかスタンドがある。金、土にいって席取りをすることが望ましい)。当然この時間なのでもう埋め尽くされており、陽気なイタリア人が大騒ぎ。そこに何とか身をねじ込んで、観戦スタート!オーロラビジョンは遠くてあまりよく見えない(爆)。展開がわからないが、小林カムイが早々に居ないことを確認。イタリア人が大喜びしているから何かと思ったらハミルトンが早々にリタイア。さすがフェラーリお膝元。車をすでに降りたハミルトンが画像に移るたびにブーイング。やりすぎ(笑)。


もう一つ「やりすぎ」と思ったのが観戦方法。左下の写真は、スタンドの一番後ろに丸太をくくりつけて、その上に立って乗り、勝手にスタンド最上段を追加している模様。ほかには、サーキットにいくつかある小屋の屋根に上っている(縄梯子持参)とか。イタリア人の精神性(そういう方向に知恵を使う)というのが良く理解できた。Tからは、「イタリアでシートベルト着用義務が法定化されたとき、シートベルトがプリントされたTシャツが流行した」という話を聞いたが、そのものである。ちょっと話が逸れるが、ドイツ人の真面目さとのギャップが著しい。旅をしていると、ヨーロッパのそれぞれの国の明確な違いを感じる。よくこれで欧州連合(EU)とかやってるなー、と心から感心する。

まえだのブログ-0912 italianwisdom

少しレースが落ち着いてきたころに、入ってきたゲートの方向に移動。ストレートに入る手前のところで、オーバーテイク観戦。距離が見えないところなので一瞬だが、ちゃんとオーバーテイクは見られた。そして移動にはもう一つ目的が。モンツァ名物「コースに乱入」である。文字通り、レースが終わると、許可されてもないのにみんなコースに乱入しちゃうのだ。我々2人は帰りの飛行機が夜7時くらいだったので、早めの電車に乗る必要があった。レースが終わって表彰式を見て乱入して・・・などとしていたら絶対に混雑に巻き込まれてアウト。しかしコースには是非乱入したいので、出口近くに移動したわけである。左下はハミルトンの事故車。

LESMOゲートから12番スタンドに向かうストレートの途中に、いくつかスタッフ用のコース入口がある(リタイヤしたドライバーが歩いていたりする場所)。そういうところはフェンスも低くなっており、狙い目なのだ。あと 、いったん入った後に外に戻りやすい(笑)。右下はストレート途中にあったブルーノ・セナの事故車だが、この後ろのところは絶好の入り口である。

まえだのブログ-0912 hamilton まえだのブログ-0912 bruno


そうこうしているうちにレースが終了!!アロンソが優勝し、雰囲気も最高である。多くの人が出口方面に歩く中、逆走して「入り口」を探す。そしてありました!!すでにイタリア人が切り開いてくれた道が!!まさにブルーノ・セナの事故車があったような場所で、コーススタッフが諦めて人を中に入れているところがあった。
まえだのブログ-0912 rannyu まえだのブログ-0912 wayhome
ひとしきり堪能し、シケインの上で記念写真を撮り、帰途に。自信がなかったのでコース外には入ったところから再度出ることにしたが、LESMOのゲートの一番近くにあるスタッフ用出入り口が、出口専用で使えていた(笑)。無いと思うが再度来ることがあれば、ここだな。


急いでサーキット駅まで戻る。帰りの無料電車は16~30分置き(15:40,16:00,16:16, 16:31,16:45,17:15...)に出ている。他のGPの経験上、帰りの電車は相当混むので、2本ぐらいは乗れないのではと考えていたが、良い方向に裏切られた。それなりに急いでいったせいか、列に並んだ時点ですでに駅と目と鼻の先(写真左下)。16:00発が目の前で行ってしまったが、16:16には余裕で乗れた(しかも座れた)。16:44にミラノ中央駅着。ここでTと別れて、彼はマルペンサ空港、僕はリナーテ空港に向かった。リナーテ空港までは二社がシャトルバスを運営しており、切符は運転手から買える(片道4ユーロだった)。値段もサービスも同じなので「こっちが早く出るよ!」とかいう勝負をしている。早く出るほうに乗ればよい。僕は17:30にはリナーテ空港に到着。19:30くらいのフライトまで、十分に時間があった(フライトが遅れてむしろ暇だった・・・)。


通りすがりのイタリア人も大満足である。(注:写真右下は単なるイメージです)


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(終わり)