我孫子武丸の本が読みたくて、図書館のHPで検索していたら面白そうなアンソロジーを
発見したので「まほろ市の殺人」を読んだ。
安孫子さん以外の執筆人は、有栖川有栖・麻耶雄嵩・倉知淳。
架空の町「まほろ市」で、春夏秋冬に起きる殺人事件を4人が書き分ける。
執筆陣は、いわゆる「本格派」の推理小説家たち。
しかし、本格物は、この長さでは足りないのではないか?
(大概本格はそんなものであるし、私も本格が大好きだが)それにしても
そんな偶然はないんじゃない?という作品もあった。
脱線部分がどうでもよくて、斜め読みした作品もあった。
作品は良いのに、主人公の性格が好きになれず、後味の悪い作品もあった。
で、結局、殺人の動機は何?という作品もあった。
トータルでみると、我孫子武丸さんの「夏」が好きかな。
にしても、ここ10日間ほどでたくさん読めた。
まだまだ読みたい本は山ほどある。
書評の切抜きも溜まっていく一方。
1日30時間ぐらいあったらいいのにな。
ネットで、この本をお勧めしてる人がいたので「親子が輝くモンテッソーリのメッセージ」を読んだ。
マリア・モンテッソーリという方は1870年生まれ。1世紀前の幼児教育者であった人。
この本の要点
子供ができることは、子供にやらせる。
ついつい忙しかったり、いらいらしたりで、親が子供がやりきる前に怒って
自分でやってしまいがち(私)
叱ったり怒ったりして教えるのではなく、
「教えながら、教えましょう」
気長に気長に子供に付き合い、向き合って、黙って、ゆっくり、行動で教えるということ。
手を使わせる。
手先を使うことで脳が鍛えられる。
一人でできるように道具をそろえる。
高価なものを買い与えるということではなく、子供が使い易い物、
片づけしやすい物、などを用意するということ。
子供には1歳ごろから3歳ごろまで「秩序」がある。秩序が狂うと、不機嫌になったり、大泣きしたりする。
などが書いてある。
(要点と言いつつ長くなってしまった)
本書自体は、余白が多いのでスラスラ読める。
こちらも何かの書評で読んで気になってた中島京子の「小さいおうち」。直木賞受賞作。
以前から気にはなっていたが、推理小説が好きなので、なかなか読まずにいた。
偶然こちらの小説も「瑠璃玉の耳輪」と同じく、昭和初期のお話。
現在は年老いた元女中タキが、回顧録を書いていくという設定。
特に事件も起きないが、戦前の中流階級の穏やかな生活から、
戦中戦後の、物資の少ない時代までの生活ぶりが伝わる。
その時代を知らない私には、作者が実際にその時代を生きて、見てきたように書かれていると感じた。
(もちろん作者は1964年生まれなので、そんなワケはないが)
不覚にも終盤部分で泣いてしまった。
この涙は多分、昭和初期を生きてきた人達は既にほとんど亡くなっているんだよなという物悲しさ。
偶然、昭和初期設定の小説を続けて2冊読んだ私は、
無性に夢野久作や、渡辺温を読みたくなっている。
実家に置きっぱなしの、アンソロジーを読み返そう。
新聞書評欄で、豊崎由美さんが絶賛しているのを読み、
「瑠璃玉の耳輪」を読んだ。
尾崎翠原案の映画脚本を、津原泰水が小説にした作品。
目次の次ページに主要登場人物一覧が掲載されているが、主要人物だけで、22名もいる。
はぁ…名前を覚えられるかしら…と、ちょっとげんなりしつつ、読み始めた。
しかし、昭和初期の探偵小説のような文体に、あっという間に夢中になった。
ま、耳輪の秘密あたりは私はちょっとダレたけど。
読了後早速尾崎翠の本を図書館に予約した。
元が映画脚本というだけあって、魅力的な若い女性がたくさん登場する。
もしこの作品が本当に映画化されたら、配役は…なんて考えると楽しい。
私の中では、瑶子かエイ子→沢尻エリカ(やっぱエイ子役かな)
岡田明子 →年齢は行き過ぎてるが、天海祐希
八重子 →黒木メイサ
リエ夫人 →鈴木京香
あたりでどうでしょう。
魅力的な唐草四郎や、軽い坊ちゃんの公博は誰が良いかな~~。
米倉涼子にもなにかしらの役で出てもらいたい。
そのうちホントに映画化されるかも。




