君に出会えた喜び。

 

心を込めて

 

シャッターを切る。

 

 

 

 

去年、

 

まだコロナ禍での出来事。

 

人が集まる会合もすべて中止。

 

外出と言えば、

 

以前からお約束のあった

 

ランチにでかけるくらい。

 

 

 

 

そんな中、

 

久しぶりに

 

さらっと通った高島屋で

 

久しぶりのお買い物となった

 

この子のお話です。

 

 

 

 

 

おそらく 

 

Z世代向けの

 

ジュエリーブランドだと思う。

 

 

 

 

名古屋に店舗はなく、

 

ポップアップショップとのこと。

 

 

 

なんとなく気になり

 

ショーケースをのぞいてみる。

 

 

 

するとそこには、

 

昔懐かしいドロップの飴玉みたいな

 

ジュエリーたちが並んでいた。

 

 

 

買う気はありませんよ!

 

と思いつつ。。。

 

やだなあ。。。

 

ジュエリーたち

 

みんなこっちを向いているではないか。

 

 

 

 

いたずらっぽく

 

私に微笑みかける

 

半貴石たちの視線。

 

 

 

この誘い水に

 

わたしも笑顔で

 

お店の前に立ち止まる。

 

 

 

 

 

 

優しいトーンで

 

話しかけてくださった店員さん

 

 

 

「オーナーが行った先々で集めてきた石を、

 

その土地の情景とともに表現したジュエリーです。」

 

とのこと。

 

 

 

そのジュエリーたちを眺めていると、

 

アーティストの想いが、

 

私にもすぐさま伝わってきた。

 

 

 

 

砂漠の砂の香りや

 

潮風の臭い

 

太陽や海の温度

 

風や波のリズム感

 

 

 

 

ジュエリーに

 

本来備わっているはずのない

 

それらの感覚が、

 

なぜか

 

石の中に

 

深く刻み込まれているかのようだ。

 

 

 

 

作家さんの感性に

 

心が震える。

 

 

 

 

さあどれにしようかな。。。

 

すでに買う気満々で

 

ショーケースの中のジュエリーを吟味。笑

 

 

すると

 

一つのリングが目に留まった。

 

これにしよう!

 

 

 

試してみると

 

自分の指にすっと馴染んだ。

 

それに。。。

 

なんといっても

 

このリングの

 

名前の響きがたまらない。

 

 

 

 

バロックパール

 

ピンキーリング

 

 

 

 

言葉の連鎖が

 

こころに溶けていくようだ。

 

 

 

 

読書をしていると、

 

時として

 

チェーンのように

 

ワードのつながるさまに

 

エクスタシーを感じることがある。

 

 

 

『バロックパールのピンキーリング』

 

 

 

こんな素敵な響きをもった

 

創造物を買わないわけないでしょ!

 

となってしまったわたしです。 苦笑

 

 

わたしの衝動買いの言い訳

 

長くなってしまいました。

 

 

 

 

「あんたの買い物話なんてどうでもいいわ。。。

 

お買い上げありがとうございました~。」 

 

by  JRナゴヤ高島屋