平民宰相と呼ばれた
原敬の墓所が近くにある
小学校からの朝日。
彼が大切にしていた言葉、
「宝積」は
この辺りの小学校の校訓に
なっているところがちらほらと。
いろいろな解釈がありますが、
シンプルに
宝を積む。
...でいいのではないかしらん。
どんな宝を積むかは、
一人一人の価値観によりますけど。
私の脳裏に現れたのは、
「無財の七施」
と呼ばれるものです。
一、眼施
慈しみ、優しい目つきですべてに接する。
二、和顔施
いつも和やかに、
おだやかな顔つきをもって人と接する。
三、愛語施
やさしい、柔らかな言葉を
使う。
四、身施
最善な最良な行動を、
実践すること。
五、心施
自分以外のものの為に心を配ること
気配り。
六、壮座施
座席を譲ること。
七、房舎施
雨や風をしのぐ所を与える。
6、7は
「場を譲る」とか
「役割を譲る」といった、
ビジネスシーンでも活躍できる意味に
転じているようで、
インスピレーション次第で
あれこれ応用する場はありそうです。
元々、
「商売をする」「お金を稼ぐ」の前に
これらを行う姿勢があって
それが「宝を積む:宝積」ということかも。
そんなことに気づきました。
この辺りは、商人の町でもあります。
この辺りの商人たちが大切にしていたことをこっそり、教えてもらったのかもしれません。
ここから少し離れた場所にある
盛岡商業高校(サッカーで有名)
「士魂商才」という言葉を掲げています。
これまた、いい言葉だなぁと思っていたのですが、
盛岡にやってきた近江商人は
元々武士で、
戦国時代に商人に転職した人々と
聞いて納得していました。
渋沢栄一の説いた経済意識の原点が、
ここにもあったようです。
あ、おヒゲ切られちゃったえびたん。
一緒にお参りだね。
早く、おヒゲが伸びますよーに。