JW2世として生きていく上で一番の悩みとなるのが進路です。
夜桜は美容関係か服飾に進みたかったのですが、世の流行最先端の道に行くのに
母親が許してくれるわけがありません。
夜桜が母親に唯一感謝できることがあるとすれば、大学にいかせてくれたことです。
JWの世界では高等教育をうけることは御法度とされているなかで、長老からなんと言われようが
受験できました。
まぁ学部は母親の指定でしたが・・・
美容学校よりもはるかに授業料は高かったですが、
大学に行くなら授業料と生活費はだす。美容学校に行くなら授業料も生活費も一切ださない。
と言われれば、道は一つしかありません。
この進路の選択が、後に離れる原因になったとも言えるでしょう。
大学時代も会衆からはハミられ、かといって親のお金でいかせてもらっている以上、JWから離れる訳にもいかず・・・
相変わらず心療内科にほそぼそと通いながらJW2世としての生活でした。
大学時代は、父が既に他の土地に転勤になっていたこともあり、母はそれについて行ったので、
一人暮らしをしていました。
なんだかんだいいつつ、世の友をつくることもしなかったので、長期の休みには補助開拓奉仕とかもしていました。
大学時代に衝撃的だったのは、姉が組織から離れたこと。
彼氏もいたことでした。
その時は悲しかったのですが、初めて「離れる」という選択肢もあるのだと気付きました。
母親の口癖は
誰に養ってもらってると思ってるの?
これは誰のお金?
でした。
今思えば全て父親のお金なのですが、子供からしたら親のお金、と答えるでしょう。
その洗脳が歪んで歪んで、
親のお金で暮らしている以上は親の方針に従うけれど、自分でお金を稼ぐようになったら自分の道は自分で生きる。
と思うようになりました。
結果、大学卒業して、アルバイトで自分の生計を建てれるようになってからはあっさりと集会にもいかなくなりました。
もともとJWの活動は母親に褒めてもらえるから、生活費をもらえる手段、だったので心から真理を信じていたわけでもなく、離れるにあたっての葛藤とかはありませんでした。