今回の鉄旅は、秋田県を中心に鉄印を3つ集める旅です。まずは羽田空港から飛行機で大館能代(おおだてのしろ)空港に飛びます。写真の通り、雲ひとつない青空で、幸先良いスタートです。
当初は、空港からリムジンバスに乗り、鷹巣(たかのす)駅に出て、そこから秋田内陸縦貫鉄道・秋田内陸線に乗車する予定でした。しかし、8月中旬の豪雨災害の影響で、鷹巣~阿仁合(あにあい)間が普通となっていて、バスによる代行輸送が行われていました。
バスの時刻を調べてみると、鷹巣駅で2時間程待たされることになりそうでした。
そこで、他の手段を調べてみると、森吉山(もりよしざん)方面への周遊タクシーを利用して阿仁合駅まで行くルートを発見しました。出発の1週間前にタクシー会社に電話して予約していたので、大館能代空港に到着するとタクシーの運転手さんが私を待っていてくれました。
大館能代空港から阿仁合駅までは所要時間約35分で運賃が2,700円でした。列車とは違った景色をいっぱい楽しむことができ、とってもお得だと思いました。
(写真下は秋田内陸縦貫鉄道・阿仁合駅)
阿仁合駅では、駅に併設されているカフェ『こぐま亭』さんで昼食を摂りながら、2時間程休憩して阿仁合駅発13時31分の列車に乗る予定でした。
リムジンバスで鷹巣に出なかった理由はコレです。
上の写真は比内地鶏の親子丼(950円)です。鶏肉のプリっとした食感と、トロットロの玉子の組み合わせが絶妙です。それだけでなく、阿仁味噌を使ったお味噌汁もかなり美味しかったです。
食後のスイーツに苺ミルクティーケーキとアイスコーヒーをチョイス。苺の甘酸っぱさとミルクティーの優しい甘さが程好くマッチしてこちらもたいへん美味しかったです。
時間は前後しますが、実は、阿仁合駅に到着した時にハプニングが発生していました。
なんと、途中の駅で信号機が故障したとのことでした。
そのため、運転再開が何時になるかわからないと阿仁合駅の駅員さんが言っていました。
私の場合、時間に余裕があったので、多少の遅れなら大丈夫だと思っていました。
結局、11時30分に阿仁合駅を発車する列車は、50分程の遅れで出発することになり、お昼を食べ終えていた私はこの列車で角館(かくのだて)に行くことにしました。列車は多少の遅れは回復したものの、角館駅には42分遅れで(14時少し前に)到着しました。私は角館からは秋田新幹線に乗り換えて1日目の宿泊地である秋田に行く予定でしたが、新幹線の時間よりも1時間30分程早く角館に着いてしまいました。という事で、新幹線が来るまでの間、角館駅の待合室で少しうたた寝をしました。
15時25分に角館を出発し、40分余りで秋田に到着。初めての秋田新幹線はあっという間でした。
実は、秋田新幹線が大曲(おおまがり)~秋田間が進行方向が逆向きになることを知りませんでした。後ろ向きで走っているのは不思議な感覚でした。
書き置き印の多い中、由利高原鉄道の鉄印は、売店を担当するまつ子さんの直筆です。目の前で記帳してくれるので、思い入れも増します。
ちなみに、直接鉄印帳に書いてくれる時間帯は、まつ子さんのいる時間に限られます。まつ子さん不在の時は矢島駅の切符売場で書き置き印を売ってくれます。
直筆だと記帳に時間がかかるとのことだったので、午前8時30分頃に矢島駅に着くように秋田駅から列車を乗り継いできました。
秋田駅に戻ってお昼ごはんを済ませると、今度は秋田新幹線(田沢湖線)に乗って盛岡に行きました。
(下の写真は秋田駅停車中の『こまち』号)
盛岡駅で一旦下車し、IGRいわて銀河鉄道の青山駅に寄り道。駅の出口が3ヶ所あったため、ちょっとだけ迷いましたが、特にトラブルもなくこの旅最後の鉄印を獲得しました。(下の写真はは盛岡駅に停車中のIGRいわて銀河鉄道の車両)
これで東日本は2ヶ所を除いて制覇したことになります。今年も残すところあと3ヶ月となりましたが、あと1回くらいは鉄印集めの旅に行きたいと思っています。
最後まで拙文にお付き合いくださいましてありがとうございました。