たびのきろくvol.2-②(2019.10.12~10.13) | ひだりうまのLefthorse-diary

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50の足音が徐々に聞こえ始めたジジィの日常

台風19号が日本列島に猛威をふるってから10日が経ちました。被害に遭われた皆様に於かれましては、謹んでお見舞い申し上げます。

さて、2019年10月11日(金)に博多で1泊した私は、翌日の12日(土)に京都鉄道博物館に寄って、その日の夜に帰宅するプランを立てていました。

しかし、11日の時点で東海道新幹線は早朝の新大阪駅~名古屋駅間の運行を除いて終日運転を見合わせを決定。どんなに頑張っても帰宅することができなくなったので、急遽新大阪駅近くのホテルで1泊し、台風が過ぎ去るであろう13日(日)の朝一番で帰京することにしました。
普通なら3連休の頭でどこのホテルもいっぱいになるはずですが、台風接近によるキャンセルが生じたのか、意外にスンナリと宿の確保はできました。

そうと決まれば、あとは山陽新幹線で移動するのみ。とは言え、早くに新大阪駅に着いても行く宛もなく、こだま号でゆっくり新大阪駅を目指すことにしました。

私が指定席を取っていた『こだま730号』は、500系の車両の中で1編成だけハローキティのカラーリングを施された車両です(以前、エヴァンゲリオンのカラーリングで走っていた頃もありました)。いいトシしたオッサンにはあまりにも似合わないですが、この旅行で乗るのを楽しみにしていました。

『こだま730号』は朝6:42に博多を出発し、新大阪に11:13に到着。新大阪から11:29に折り返して博多に15:38に戻ってくるというダイヤです(ちなみに、博多南線にも乗り入れています)。台風19号の接近に伴う計画運休の影響で、新大阪からの折り返しができなくなったため、私が乗った列車はノーマルなカラーリングの500系に車両変更になりました。

ハローキティの500系に乗ることはできませんでしたが、代わりに800系のミッキーマウスのカラーリングの車両を見ることができました。車内清掃中で車内の写真は撮れませんでしたが、可愛らしい内装が施されていました。

岡山駅停車中の500系『こだま730号』。途中、強風で速度規制されていた区間もありましたが、ほぼ時刻通りに新大阪に到着しました。

大阪は雨が降っていたものの、風はさほど強くなく、在来線は動いていました。飲食店等は開けているお店と閉めているお店と半々。台風の影響がどれだけ出るかで判断の分かれるところだと思います。

お昼前に新大阪駅に着きましたが、ホテルのチェックイン時刻は15:00。どこにも行くあてもなく、駅のフードコートでお昼ごはんを食べたあとはスタバで時間を潰してからホテルにチェックインしました。

ホテルに入ってからは台風情報のニュースを見ていました。台風の動向を確認しながら、明日は朝から新幹線は動くと読んで早めに就寝しました。

翌朝になると台風は東の海上に抜けていました。朝5:00過ぎに新幹線が始発から動くとのJR東海の発表を聞くと、すぐに荷物をまとめて、新大阪駅に向かいました。

同じ事を考えていた人は多く、6:00発の『のぞみ200号』の自由席の乗車口には行列ができていました。それを見て『のぞみ200号』に乗るのを諦め、3分後に発車する『のぞみ202号』に乗ることにしました。乗車する前に駅弁とお茶を買ってから列車に乗り込むと、こちらの自由席はガラガラでした。平日だったら出張用のビジネス列車として2本とも利用されるのでしょうが、台風一過の日曜日とあって、1本は空に近い状態になってしまうのでしょう。

富士川橋梁を通過したときの動画。水嵩は落ち着いていたように見えます。
こちらは相模川を通過したときのもの。水量がいつもより多いですね。
途中、徐行や停止をした箇所もありましたが、無事に新横浜駅に到着。首都圏のJRは動いていませんでしたが、横浜市営地下鉄が動いているのを知っていたのですぐに乗り換えて横浜に出ました。

JRが動いていないのと連動して、駅近くのビルやテナントも午後からの稼働となっていて、休日にも関わらず人はまばらでした。

家がどんな状況になっているか心配しましたが、家族の無事が確認できてどうにかひと安心。とは言え、時間の経過とともに被害の状況が明らかになり、甚大な被害を受けたところもあるので複雑な心境です。特に、千曲川川の氾濫で北陸新幹線の車両基地が水没してしまった事にものすごい衝撃を受けました。

10月としては異例のコースを辿った台風19号。これ以上自然災害が起こらないことをただただ願うばかりです。