告知を受けたのが4月の中旬。
それでも、その告知を受けた時は意外と冷静でした。
パートナーがやはり癌を5年前に煩いその部位を切除したのですが、残念なことに1年半後にリンパに転移し、抗ガン剤治療を受けました。
4ヶ月ほど入院しましたが、お陰様で彼は抗ガン剤がよく効き、今ではとても元気です。
なので、その頃から私は「癌は治る病気」だと信じております。
そして、抗ガン剤治療に関しても肯定派です。
勿論、治療中はとても大変です。
でも、そのお陰で彼の命は助かりました。
ほとんど毎日のように病院に付き添いに行きましたので、「癌」という病気、病状には慣れているつもりでした。
そんな私でしたから、告知の際は冷静でいられたのかも知れません。
だって、治る病気なんですもん!!
…実際は、今思えば、自分が癌になった実感が湧かなかった、と言うのが本当だったかも知れません。
初めて耳にする『非浸潤性』と言う言葉、漢字にも助けられました。
『浸潤にあらず』、『しみ混まない』
つまり『転移性の癌ではない』『命に別状はない』
『転移性のものではないから抗ガン剤治療も必要ない』
と言った説明を受け、ステージも『ゼロ期』と言う言葉を頂き、なんとなく、「大丈夫じゃん」なんて気楽に思ったのも事実です。
ですが同時に「全摘出も有りうる」とのお話しをされ、…え??、と。。。
全く知識も無かったので、病名の『非浸潤性乳管癌』と言う言葉にショックは受けましたが、でもそんなに深くは感じられてはいませんでした。
ただ『全摘』と言う言葉には、知識が無かった分
「何を言ってるの?この先生は…」と思ってしまいました。
勿論、その『全摘』と言う言葉に対しての説明はその時受けました。
意味は分かりますよ、当然。
でも、なぜ『ゼロ期』なのに『全摘』なのか、と。
先生は、
「『部分摘出』の選択もあるし、『非浸潤性』は今では『摘出しない』と言う選択もあります。
でも『非浸潤性』が『浸潤』に変わらない保証はない。
現段階では『臨床実験』の段階です」と。。。
『全摘』?『部分』??
『非浸潤』が『浸潤』に変わる???
…『臨床実験』!!??
私の今までの生活の中で、皆無に等しい言葉達ばかりでした。
ましてや『臨床実験』なんて言葉、TVの世界でしか聞いた事ありません。
知識のない中、専門の本を何冊か購入し、ネットでの情報を読みまくり、日にちを追うごとに『全摘出』のリアルさを実感し始め、自分は癌患者であるのだと言う認識を持ち始めました。
正直、その手の本を読んだり、この病気がどんなものなのかを知れば知るほど、暗い気持ちになってきています。
今でもそうです。
そして手術が予定されている7月と言う日程も、まだまだ先だと思っていたその月が、もうそろそろ1ヶ月後になるのかと、カウントダウンを自分で確実に刻み始めています。
仕事の関係で休みの予定が立たず、7月にさせて頂きました。
思い込みのせいか、左胸も最近はズキズキ痛みます。
仕事先にどう伝えるべきか、親には伝えるべきなのか、本当に私の身体は大丈夫なのか…。
精神面での不安が押し寄せています。
そんな中、ネットでの乳がんを患った方々の記録、体験談等の投稿が、本当に助けになっています。
なので私もこのブログを始めた次第です。
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m(_ _ )m