思えば、ことの始まりは19歳からなのかもしれないのかも。
今48歳だから約30年前。
田舎から上京して1人暮らしにもやっと慣れてきた頃、左脇乳房のシコリが気になって、今ではもうウル覚えなのだけど、聖路加か東京女子医大か…その辺りの有名な大きい病院に行って、調べてもらったのです。
そしたら「良性の腺維の塊り」だとの診断。
「切っても良いけど、まだ若いから切らなくてもいいんじゃない?」とのお話しでした。
その後、ずっと個人事業主として働いている私は、
区から送られてくる定期健診のお知らせで、近所の病院で健診をする程度。
でも欠かさずその定期健診は毎年受診しており、勿論子宮癌検診も乳癌検診も、全てきちんと受けてきました。
特に胸に関してはずっとそのシコリは残っていたので、毎回「良性の腺維の塊り」だと言われた経緯も健診の都度伝えて、それでもやはり何の問題もなく、何十年か過ぎて行きました。
ところが、42歳くらいの定期健診だったかな…こちらもウル覚えですが、その左乳房脇のシコリとは別の、ちょうど両乳房の真ん中あたりに気になる影があるとのことで、経過観察をするよう言われました。
その時言われたのは「クラス2」、という数字。
左脇にのシコリに関しては、相変わらず問題ないとの診断。
初めて言われる数値だし、何のことかも分からず、しかも左胸のシコリじゃない場所!?、と、当時はかなりビックリしましたが、そこから何年かずっと半年に1回の経過観察を受け、2015年だったと思うけど、「もう大丈夫そうだから、普通の健診に戻しましょう」とのお話しを頂きました。
その後の定期健診は、確か、ある程度の年齢を過ぎると乳癌&子宮癌の健診は2年に1回になっていたようで、ちょうどその年は定期健診のお知らせが来なかった年でした。
それがおそらく、今から逆算すると2016年。
そして2017年度になり子宮&乳癌の健診のお知らせが来て、ところがその2017年がとても忙しく、受診可能期日ギリギリの2018年3月に受診をすると、その左脇のシコリの場所に怪しい影があるとの診断。
定期健診に関しては、ずっと同じ病院で受けていたので、「え!?、ずっと何も言われませんでしたよ??
昔、良性の腺維の塊りだって言われたって経緯も、ずっとお話ししてましたよね???」、と。。。
その時調べると、怪しいその影(シコリ)は14ミリ程度の大きさだと、すぐ調べたいとのことで、まずはその場で『細胞診』(細い針を患部に刺して細胞を取って調べること)を行い、その2週間後、悪性の恐れがあるからと、その場で『針生検』(より太い針を刺して組織を取って調べること)を行い、その2週間後、診断の結果として『非浸潤性乳管癌』と診断を受けました。
なぜ19歳の時からあったシコリから…と言うか、その同じ場所から、約30年も「良性の腺維の塊り」と言われていたものが、何も問題ないですよ、と言われていたものが、なぜ今、『非浸潤性乳管癌』に変わったのか…
本当に、ナゾなんです。
細胞診をした時は、病院の先生も
「今までのカルテ見る限り、いきなりこんなに大きくなるはずはないのに、おかしいわね…」とおっしゃってました。
「ご自分では気がつかなかったんですか?、何も感じませんでした?」
「いやいや先生、だってずっと19歳の時からあったシコリですもん!、それをずっと問題ないって言われてきてますから、シコリがあっても、もう気にしてませんでしたよ〜!」
そして、病名の告知を受けた時のお話しでは
「ずっとシコリのあった場所に別の癌が新たにできたのかも知れない、いずれにしても、良性の腺維の塊りと言われていたものが全く関係していないとも言えないかも…」と言う見解でした。
今でも信じられません。
近親者に乳癌経験者もいませんし、癌が原因で亡くなった身内もおらず、癌家系ではないとずっと思っていましたから、この病気とは私は無縁かと思ってました。
こんな健康な身体に産んでくれて有難うと、親にいつも感謝していたくらいです。
『針生検』をすると内出血を起こすので、胸、青くなるんです…ならない人もいるみたいなんですけど。
私は針生検をした2〜3日後に、すごく青くなりました。
痛くはないんですけどね、でも、見た目は結構イタイタしいです(笑)
その胸を鏡で見ながら、「なんで?、なんで??」と、ずっと自問自答してました。
それが、3月下旬から…いや、もしかしたらそのシコリを初めて検査した19歳の「疑い」から、2018年48歳の4月中旬の「告知」までの経緯です。
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