フランス生活🇫🇷 2022年フランス大統領選挙 決選投票日

Élection présidentielle 2022 second tour

 

久しぶりにブログをアップします!

本日、2022年4月24日はフランス大統領選挙 決選投票日です。

 

 

フランスに移住してから初めての大統領選挙なので、どうなるのか、非常に身近に感じています。

前回は主人と共に日本に住んでいたので、マクロン氏が大統領になった時の日本の報道がマクロン氏の年齢の若さと夫人との年齢差や出会いに関するものが多かったので、旦那がちょっとムッとしていました。他にも政策とか言うことがあるだろうと言う理由です。

まあ、その気持ちはよく分かります。

 

今回の大統領選挙の一回めの投票日は4月10日でした。

出口調査ではかなり拮抗していました。

 

結果、マクロン氏とルペン氏が決選投票に選出されました。

この2人の決選投票は5年前と同じです。

 

 

フランス全土の投票結果と在外フランス人の投票結果の違いが興味深いです!

 

在日フランス大使館ホームページより

フランス大統領選挙2022-第1回投票結果

 ↓↓↓

https://jp.ambafrance.org/article17661

 

 

フランス人は本当に政治に関する議論が好きで、家族での食事の時や友達と話していてもそのような話題になることが多いです。

色々意見は言うものの、誰に投票するかはうちの家族は直接は言いません。

考え方や言い回しからして、ルペン氏ではないことはよく分かります。

フランスファースト、極右であると言う理由からです。

確かに、彼女が大統領になったら外国人はフランスで生活しにくくなると思います。

ちなみに彼女はフランスでは今、許されている2重国籍を廃止したいと考えていたり、名前をフランス人らしい名前にしなければならないと言う考えを持っていたりするそうです。

冗談かと思ったら本気らしいです。

フランスの名前としてOKかどうか調べるサイトがあって、義理の姉が面白がって「Mie」はどうか調べてくれました。もちろんNGで、改名のおすすめはMarieとのことびっくり

 

いつもフラメンコのレッスンで利用している場所は市の施設なので、選挙の際は投票状になります。

そのため、昨日のレッスンはお休みでした。

先週レッスンに行った時にこの場所で行われた前回の選挙結果の張り紙が手書きで貼られているのを発見しました。

ここに貼るんだ!と思ってちょっとびっくりしました!が自分達の民意がわかるのは良いですね。

もちろん、私は日本人なので、選挙権はありませんので、ただただ傍観するしかないですが。

 

私の住んでいるアルフォーヴィルの市長さんは社会党で中道左派なので、この市は中道左派支持者が多いのでしょうか。アルフォーヴィルも市役所や学校など、投票所は沢山あるのでここだけの結果ではなんとも言えませんが、フランス全土の結果、支持率19%だったJ.-L.Mélenchon (ジャンリュックメランション)氏が1位でした。ちなみに2位はマクロン氏。この2人はわりと僅差でした。

ルペン氏はかなり得票数が低く、報道の通り、都市部では人気がなく、田舎の小さな村での人気が高いようです。

 

 

確かに、グローバル化を望まない保守的な人達には彼女の言葉が心地よく聞こえるのかもしれません。

テレビのインタビューでも、現政権に不満を持っている人はいるので、変えたいからルペン氏を支持するを言っている人もいました。

 

20日には1対1のTV討論会が行われました。

2時間半はかなり長かった!

TF1とFrance2から1人ずつキャスターが司会進行役で登場し、2人の話す時間が同じになるようにコントロールしていました。

生活を左右する購買力、ウクライナでの戦争に関してロシアへの制裁をどうするかという外交問題、EUとの関係、エネルギー問題などがテーマになっていましたが、意見の違う2人のどちらが大統領になるかで、フランス、ヨーロッパの未来は大きく変わりそうです。

 

投票日は本日一日のみですが、マルティニークやレユニオンなどフランス海外県では昨日から投票を受け付けています。

M6のお昼のニュースでは12時までの投票率は26.41%で、2017年の大統領選挙の同時刻の28.23%と比較すると、1.82ポイント低いことになります。

 

 

その分析をイースターバカンス(vacances de Pâques)が影響しているのではと話していました。

投票にあわられたマクロン氏

 

投票にあらわれたルペン氏

 

ちなみに、フランスの大統領選挙だけでなく、全ての選挙に期日前投票というものは存在していないそうです。

その代わりに委任状を託して、代理投票をしてもらうことが可能です。

選挙人1人につき、1人代理で投票が出来ます。

以前は事前に申請をしに警察署などに出向かなければならなかったようですが、今ではインターネットで手続きをすることが出来ます。

義理の両親はオーベルニュに行ってしまったので、息子と娘に代理投票を託して行きました。

日本は代理投票は身体的理由などから本人が直接投票所に行けない場合など、申請基準が厳しいようですが、フランスは期日前投票がない代わりに、代理人投票は家族だけでなく、友人でも比較的簡単にお願い出来るようです。

もちろん、勝手に違う人に投票されてしまう可能性もなくはないので、自分の考えを打ち明けて、本当に信じられる人に託すのだと思います。

 

 

Ministère de l'intérieur フランス内務省のホームページ

結果はこちらで発表されるようです。

 ↓ ↓↓

https://www.interieur.gouv.fr/actualites/actu-du-ministere/election-presidentielle-2022-retrouvez-tous-les-resultats

 

世論調査では10ポイント差でマクロン氏になりそうとのことです。

このご時世、予想もしないことが起こりますので、最後まで分かりません。

結果は本日20時に発表されます。

見守りたいと思います!

 

 

 

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