現時点での地球人類の最年長記録は正確な誕生日が不確かなので、保証されたものではありませんが、だいたい130歳付近だろうと考えられていて、医科学的にも地球人類の生物学的限界もこの付近と考えられています。
幸いにも、日本では戦争もないし、そのおかげで医科学が劇的に進歩し、寿命は世界トップで80歳を大きく超えるところまできています。
でも、限界の130歳には大きく差がありますよね。
ウチのばあちゃんは100歳以上だって!
それは素晴らしい!
更なるご長寿をお祈りしています。
なんですけど、地球上のどこもがそういう状況にないのは、とても残念だと思いませんか?
実際、開発途上国では50歳に満たない国は、珍しくありません。
日本でも昔は人生50年と言っていたんです。
50歳といえば、今は働き盛りでまだまだ活動的な年齢ですよね。
働いてさえいれば、ある程度の衣食住が保証されている。
そういうことなんだと思います。
日本はそういう意味で、地球世界でも突出した平和な国なんだと思います。
それを甘ったれたと思う風潮がありますが、日本人は努力してそれを手に入れたことを忘れてはいけないと思いますよぉ。
第二次大戦後の日本人は復興のために一生懸命働いてたんです。
わたしの両親もそうでした。
タダじゃないんです。
それを「平和ボケ」の一言で、それを作った人たちを批判なんてしていいんでしょうか?
ともあれ、これは、科学に限らず日本が本格的にカテゴリー2に入ったということでもあります。
カテゴリー1では戦争と競争と騙し合いに明け暮れているので、生きていくのが容易ではありません。
肉体的にも精神的にも負担が大きく、寿命が80歳どころではないわけです。
でも、日本は本格的な老齢化社会になり、老齢化に伴う認知症は大きな社会問題となっています。
先日も認知症で2年も自宅に戻れなかった方のニュースが取り上げられていましたが、なんとそういう行方不明の方が、1万人以上もいるらしんです・・・。
ご本人は自分のお名前まで忘れていて・・・、ご家族のご苦労は察して有り余るものがあります。
寝たきり生活の方も多いと報じられていますし、いつかはみんなそうなる可能性があると思うと、平均寿命が世界トップクラスといっても、喜んでばかりではいられないと思うんです。
政府の問題かもしれませんが、そういう可能性はみんなあるんですよ。
わたしは、精神的、社会的孤立こそが、この手の病を進行させるのではと思っています。
それにいち早く対応したのがドイツです。
ドイツでは老齢者の集合住宅は、大抵都市のセンターにあり、老齢者を疎外させていません。
スゴイと思います。
日本ではどうでしょう?
人里離れたところに立派な建物があって、大抵は、なんとか荘とかいった老齢者の集合住宅です。
病院の脇にあることも多いです。
こうして、医学的な補助に頼って生きていることになっているとしたら、将来的にはあまり嬉しくない状況になるかもしれません。
もし、日本が戦争に突入したら、真っ先にそういうところから切り捨てられることになる。
そうなのかなぁ、と思うのはわたしだけでしょうか?
ほんの4、50年前のイギリスは「揺り篭から墓場まで」というダントツの社会保障の下、人々は安心して暮らせていたんですよぉ・・・。
グローバル経済とかで、その政策は一変し、今ではまったく面影もありません。
イギリスが科学技術は文句なくカテゴリー2ですが、社会的には、なんかカテゴリー1に逆戻りした感じです。
アメリカや西欧諸国、もちろん日本も例外ではありません。
しかし、日本の世界長寿のトップというのは、生物学的に医学的にただ生きているという状況も含めてであって、生を楽しめるという大きな要素は含まれていません。
価値観の話ですので、誤解のないように言っておきたいんですが、そういう状況にあるご年配の方を批判してるんではないんですよ。
逆です。
とっても残念なことだと思うんです。
どうせなら、寿命の尽きる最後の最後までちゃんと判断できて話せて動けて欲しい。
ステキなおじいちゃん、おばあちゃん・・・。
そういうのが人生を楽しんでいる長寿と言えるんじゃないかなぁ・・・。
地球では、ホントまだまだですね・・・。
というわけで、遅くなりましたが、超高文明世界エルフィアの場合はどうでしょうか。
ユティスたちの話では、地球人の10倍以上、1000歳近くの活動的寿命があるということです。
エルド自身、数百歳ですが、せいぜい地球人の30代くらいです。
じゃあ、エルフィアにはご老人はいないの?
ナナン、います。
でも、地球人のような感じではありません。
地球人より遥かに若々しく、活動的で人生を楽しんでいます。
最後は、ある日突然眠ったように死を迎える・・・。
これが超高文明世界エルフィアの様子です。
カテゴリー1の過酷な世界では、戦死、病死、虐殺、事故死、とても悲惨な死がいたるところにあるわけです。
これでは、死を忌み嫌っても当然です・・・。
しかし、カテゴリーが上がるにつれて、そういう悲惨な死はなくなります。
カテゴリー4のエルフィア人は死を忌み嫌いません。
死自体が悲惨ではないからです。
「すべてを愛でる善なるもの」に同化するということなんですねぇ・・・。
これはエルフィア人の宗教的な解釈ですから、まぁ、そういうことくらいで、今回はおしまいです!
あは。
※ノリックの『失われし銀河の天使 ~ エルフィア ~』 本編は『小説家になろう』に連載中です!